新定番ポークカレー
濃厚な美味しさの"きのことミートボールのカレー"

濃厚な美味しさの"きのことミートボールのカレー"

きのこの旨味が広がる、コク深いカレーです。赤ワインを使って、厚みのある美味しさが楽しめます。いつものルウと材料で、家カレーを数段グレードアップさせるレシピを料理研究家の上田淳子さんに教わりました。

“きのことミートボールのカレー”のつくり方

赤ワインをたっぷり使った辛口カレーは、濃厚なコクと旨味が、ビーフシチューを思わせる仕上がり。豪快なミートボールのおいしさも格別だ。きのこはしっかり炒めることで、味と食感が格段に良くなる。

材料材料 (4人分)

合い挽き肉400g(牛・豚)
玉ねぎ60g(みじん切り)
サラダ油小さじ1
A
・ パン粉1/3カップ
・ 牛乳大さじ1
・ 卵1個
・ 塩小さじ1/2
・ 胡椒適量
きのこ400g(しいたけ、しめじ、エリンギなど)
玉ねぎ1個(薄切り)
サラダ油大さじ1と1/2
赤ワイン1カップ
バター15g
カレールウ約80g
適量
胡椒適量
ご飯適量

1下ごしらえ

玉ねぎ(みじん切り)を耐熱皿に入れ、サラダ油を加え全体をからめて広げる。ラップをふんわりかけレンジに1分かけて取り出し、冷ましておく。

2挽き肉を丸める

ボウルにAを混ぜ合わせ、ふやかしておく。そこに挽き肉を加え、十分に粘りが出るまで練り混ぜる。さらに1の玉ねぎを加えて混ぜ合わせ、16個のボール状に丸める。

3きのこをカットする

しいたけは4等分、しめじは小房に分け、エリンギは乱切りにする。

4炒める

フライパンにサラダ油大さじ1を入れて中火にかけ、3を加える。ときどき混ぜながら出てきた水分をとばし、カラリとなるまで10分ほど炒めて取り出す。

5ミートボールを焼く

同じフライパンにサラダ油大さじ1/2を入れて再び中火にかけ、2のミートボールを加え、あらかた火が通るまで5分ほどかけてこんがり焼き、取り出す。

6薄切り玉ねぎを炒める

フライパンの余分な脂を拭き取って半量のバターを入れ、玉ねぎ(薄切り)を加えて、しんなりするまで2分ほど炒める。さらに赤ワインを加え1/3量になるまで煮詰める。

7煮る

水600ml(分量外)を加え、沸いたら弱火にして蓋をずらしてのせ、10分ほど煮る。いったん、火を止めてカレールウを割り入れ、ルウが溶けたら全体を混ぜる。この中に4、5を加え弱火で5分ほど、ミートボールに火が通るまで煮る。仕上げに残りのバターを加え、塩、胡椒で味をととのえる。

8盛り付ける

器にご飯を盛り、カレーをかける。

完成

教える人

上田淳子 料理研究家

上田淳子 料理研究家

神戸市生まれ。スイス、フランスのホテル、レストラン、シャルキュトリーなどで研鑽を積む。帰国後はパティシエを経て料理教室を主宰するほか、テレビや雑誌で活躍。双子の子育て経験を生かした食育、家庭料理からフランス料理まで、レシピは幅広い。『かんたん仕込みですぐごはん』(世界文化社)など著書多数。

※この記事は『技あり!dancyu カレー』に掲載したものです。

技あり!dancyuカレー
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A4変型 判( 96 頁)
2018年03月28日発売 / 880円(税込)

文:瀬川 慧 写真:宗田育子

瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。