新定番ポークカレー
みかんの皮の苦味がアクセント"スペアリブのみかんカレー"

みかんの皮の苦味がアクセント"スペアリブのみかんカレー"

ボリューム満点!スペアリブと柑橘の苦味が相まったビターな大人カレーです。いつものルウと材料で、家カレーを数段グレードアップさせるレシピを料理研究家の上田淳子さんに教わりました。

“スペアリブのみかんカレー”のつくり方

スペアリブがゴロンと入ったカレーは、まずはそのまま肉にむしゃぶりつき、合間にルウを楽しむのがセオリー。みかんの皮のビターな苦味が、スペアリブの脂を包み込み、あと口に爽快感をもたらす。

材料材料 (4人分)

豚スペアリブ600~700g
セロリ2本
柑橘1個(きよみ、せとかなど)
玉ねぎ2個(みじん切り)
にんにく1片(みじん切り)
生姜1片(みじん切り)
サラダ油大さじ3
コリアンダーパウダー小さじ1
カレールウ約80g
適量
胡椒適量
ご飯適量

1下ごしらえ

スペアリブは、塩小さじ1/2、胡椒をすり込んでおく。セロリは大きめの乱切りにする。柑橘は、皮の表面を薄くむいて半分に切り、皮、果汁100mlをとっておく。

2玉ねぎを炒める

フライパンにサラダ油をひき中火にかけ、玉ねぎ、にんにく、生姜を入れて茶色になるまで炒める。

3煮る

鍋にスペアリブ、果汁を加えてひと煮立ちさせ、柑橘の皮、水700ml(分量外)を加え、沸いたらアクを取って火を弱め、蓋をずらしてのせて20分煮る。途中10分ほどしたら柑橘の皮は取り出す。さらに、セロリを加え10分ほど煮る。

煮る

4ルウを加える

いったん火を止め、コリアンダーパウダーを加えてカレールウを割り入れ、しばらくおいてルウが溶けたら全体を混ぜる。弱火にかけ、とろみがつくまで5分ほど煮る。

5盛り付ける

器にご飯を盛り、カレーをかける。

完成

教える人

上田淳子 料理研究家

上田淳子 料理研究家

神戸市生まれ。スイス、フランスのホテル、レストラン、シャルキュトリーなどで研鑽を積む。帰国後はパティシエを経て料理教室を主宰するほか、テレビや雑誌で活躍。双子の子育て経験を生かした食育、家庭料理からフランス料理まで、レシピは幅広い。『かんたん仕込みですぐごはん』(世界文化社)など著書多数。

※この記事は『技あり!dancyu カレー』に掲載したものです。

技あり!dancyuカレー
技あり!dancyuカレー
A4変型 判( 96 頁)
2018年03月28日発売 / 880円(税込)

文:瀬川 慧 写真:宗田育子

瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。