ボリューム満点!スペアリブと柑橘の苦味が相まったビターな大人カレーです。いつものルウと材料で、家カレーを数段グレードアップさせるレシピを料理研究家の上田淳子さんに教わりました。
スペアリブがゴロンと入ったカレーは、まずはそのまま肉にむしゃぶりつき、合間にルウを楽しむのがセオリー。みかんの皮のビターな苦味が、スペアリブの脂を包み込み、あと口に爽快感をもたらす。
豚スペアリブ | 600~700g |
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セロリ | 2本 |
柑橘 | 1個(きよみ、せとかなど) |
玉ねぎ | 2個(みじん切り) |
にんにく | 1片(みじん切り) |
生姜 | 1片(みじん切り) |
サラダ油 | 大さじ3 |
コリアンダーパウダー | 小さじ1 |
カレールウ | 約80g |
塩 | 適量 |
胡椒 | 適量 |
ご飯 | 適量 |
スペアリブは、塩小さじ1/2、胡椒をすり込んでおく。セロリは大きめの乱切りにする。柑橘は、皮の表面を薄くむいて半分に切り、皮、果汁100mlをとっておく。
フライパンにサラダ油をひき中火にかけ、玉ねぎ、にんにく、生姜を入れて茶色になるまで炒める。
鍋にスペアリブ、果汁を加えてひと煮立ちさせ、柑橘の皮、水700ml(分量外)を加え、沸いたらアクを取って火を弱め、蓋をずらしてのせて20分煮る。途中10分ほどしたら柑橘の皮は取り出す。さらに、セロリを加え10分ほど煮る。
いったん火を止め、コリアンダーパウダーを加えてカレールウを割り入れ、しばらくおいてルウが溶けたら全体を混ぜる。弱火にかけ、とろみがつくまで5分ほど煮る。
器にご飯を盛り、カレーをかける。
神戸市生まれ。スイス、フランスのホテル、レストラン、シャルキュトリーなどで研鑽を積む。帰国後はパティシエを経て料理教室を主宰するほか、テレビや雑誌で活躍。双子の子育て経験を生かした食育、家庭料理からフランス料理まで、レシピは幅広い。『かんたん仕込みですぐごはん』(世界文化社)など著書多数。
※この記事は『技あり!dancyu カレー』に掲載したものです。
文:瀬川 慧 写真:宗田育子