日本酒が進むお酢つまみ
酸味が旨味を引き立てる"赤玉ねぎのコンポートと帆立のカナッペ"

酸味が旨味を引き立てる"赤玉ねぎのコンポートと帆立のカナッペ"

前菜にぴったりの軽やかで日本酒に合うつまみです。さっぱりと飲みたい時にうってつけのお酢つまみを、日本酒もお酢も大好物の酒肴家・稲垣知子さんに教えてもらいました。

“赤玉ねぎのコンポートと帆立のカナッペ”のつくり方

材料材料 (2人分)

赤玉ねぎ小1個(約100g)
A
・ バター10g
・ 水大さじ1
・ 塩ひとつまみ
白ワインビネガー大さじ1/2
帆立貝柱4個(刺し身用)
淡口醤油少々
オリーブオイル小さじ1
バゲット4枚(薄切り)
にんにく少々
黒胡椒少々
香菜の葉少々

1玉ねぎを炒める

赤玉ねぎは薄切りにする。Aとともに鍋に入れ、蓋をして中火にかけ、 2~3分蒸し煮にする。玉ねぎの香りが立ってきたら蓋を取り、少し火を弱めてじっくり炒める。

2ビネガーを加える

玉ねぎの水分がとんでとろりとやわらかくなったら白ワインビネガーを加え、焦がさないよう混ぜながら炒める。酸味がほどよくとんだら味をみて、足りなければ塩少々(分量外)で味をととのえる。

3帆立を焼く

帆立は淡口醤油をハケで両面に軽く塗る。フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、帆立の両面を軽く色づくまで焼き、厚みを半分に切る。

4仕上げ

バゲットはカリッと焼き、表面ににんにくを軽くこすりつける。2のコンポート、3の帆立の順にのせ、胡椒をふって香菜の葉をのせる。

完成

教えてくれた人

稲垣知子 酒肴家、料理研究家

稲垣知子 酒肴家、料理研究家

日本酒に合うつまみを雑誌や書籍などで提案。蔵元からの信頼も厚い。萩ふるさと大使でもあり、考案した沓形の酒器が日本酒党に大好評(東京「朧酒店」「籠屋秋元商店」、神奈川「望月商店」などの酒販店で販売中)。著書に『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)など。

技あり!dancyu お酢
技あり!dancyu お酢
A4変型判(104頁)
ISBN:9784833477895
2019年05月28日発売 /864円(税込)

文:佐々木香織 写真:宮濱祐美子

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。