じっくりと焼いた根菜の風味とバルサミコ酢の旨味と酸味が合わさり、リッチな味わいのつまみになります。さっぱりと飲みたい時にうってつけの、お酢つまみを、日本酒もお酢も大好物の酒肴家・稲垣知子さんに教えてもらいました。
時間をかけてじっくり焼いた根菜の力強い味を、バルサミコ酢が包み込む。
仕上げにふる岩塩のガリッとした食感が左党にはたまらない!
ごぼう | 1/2本 |
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れんこん | 100g |
オリーブオイル | 小さじ2 |
A | |
・ バルサミコ酢 | 小さじ1 |
・ はちみつ | 小さじ1 |
・ 水 | 小さじ1 |
岩塩 | 少々 |
ごぼうは軽くつぶして長さ7~8cmに切り、縦半分に切る。れんこんは幅1cmの半月切りにする。
フライパンに1を並べてオリーブオイルを回しかけ、中火にかける。ジワジワと油の音がしてきたら少し火を弱め、10分ほどかけて焼き、じっくりと甘味を引き出す。
ごぼうとれんこんに茶色く焼き色がつき、ひと回りくらい縮んだら、Aを合わせて回しかけ、全体によくからめる。焦げないように野菜を返しながら水分がとぶまで焼く。
器に3を盛り、岩塩をふる。
日本酒に合うつまみを雑誌や書籍などで提案。蔵元からの信頼も厚い。萩ふるさと大使でもあり、考案した沓形の酒器が日本酒党に大好評(東京「朧酒店」「籠屋秋元商店」、神奈川「望月商店」などの酒販店で販売中)。著書に『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)など。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu お酢」に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:宮濱祐美子