手づくりの生地でつくる揚げ餃子はおいしさもひとしおです。驚くほど多彩な味わいを持っているトルコ料理をユーラシア大陸の料理の研究をライフワークとする荻野恭子さんに教えて貰いました。
サクサクと軽く歯切れのよい生地に、あともうひとつ、と手が伸びてしまいます。フィリングには白チーズなどを入れてもおいしい。食事というよりは軽食の位置付け。家庭でもよくつくりますが、屋台やドライブインの定番スナックでもあります。
基本の生地 | 半量 |
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打ち粉 | 適量(強力粉) |
●フィリング | |
・ 牛挽き肉 | 150g |
・ 玉ねぎ | 1/4個分(みじん切り) |
・ チリペッパー | 少々 |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
・ イタリアンパセリ | 大さじ1(粗みじん) |
揚げ油 | 適量 |
フィリングの材料をすべて混ぜ合わせる。練らなくてもよい。
基本の生地を棒状にのばし、10等分に切る。
まな板に打ち粉をしながら、切り分けた生地を麺棒で直径14~15cmに丸くのばす。
のばした生地それぞれに準備しておいたフィリングをのせ、半月状に折って閉じる。中の空気を抜くように上から手で押さえて平らにし、生地の縁をフォークで押さえてしっかりと閉じる。
フライパンに油を深さ2cmほど入れて中温に熱し、4を入れる。ときどきひっくり返しながら、色よく揚げて油をきる。
おぎの・きょうこ●料理研究家。栄養士。世界65カ国以上を訪れて家庭料理を学び、食文化を研究している。料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」主宰。『家庭で作れるトルコ料理』(河出書房新社)、『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)など著書多数。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。
文:鹿野真砂美 撮影:宗田育子