菜の花とにんにくを加えると風味がぐんとアップします!唎酒師の資格を持つ料理研究家、吉田愛さんに春らしい食材をつかった、日本酒に合うもてなし料理を教えてもらいました。
あさりの酒蒸しがおいしいのは知っているけれど、そこににんにくと菜の花が加われば鬼に金棒。日本酒もちょっと温めて、ぬる燗にしてもぴったりです。
あさり | 350g(砂抜きしたもの) |
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菜の花 | 1/2束 |
にんにく | 1片 |
オリーブオイル | 大さじ1/2 |
酒 | 大さじ4 |
塩 | 少々 |
菜の花は長さを半分に切り、根元と穂先に分けておく。にんにくは縦半分に切って芽を取り、包丁の腹でつぶす。
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、にんにくが軽く色づき香りが立ったらあさりを入れ、スペースをあけて菜の花の根元を入れる。酒を回し入れて蓋をし、中火で1分30秒ほど蒸し焼きにする。穂先を入れて再び1分ほど蒸し焼きにし、あさりがすべて開いたら火を止めて菜の花に塩をふる。
東京の日本料理店にて板前として働き、その後、より本格的に和食を学ぶために京都で修業。本格和食から、簡単な和テイストのおつまみまで幅広く提案。唎酒師の資格も持ち、日本酒と料理の合わせ方などを提案している。雑誌、メニュー開発などで活躍中。著書に『温故知新 和食つまみ』がある。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。
写真:田村昌裕 文:編集部