吉田 愛さんのもてなし料理
桜の塩気と爽やかな酸味が酒宴にぴったり"桜ごはん"

桜の塩気と爽やかな酸味が酒宴にぴったり"桜ごはん"

色鮮やかで香りも華やかな炊き込みご飯です。唎酒師の資格を持つ料理研究家、吉田愛さんに春らしい食材をつかった、日本酒に合うもてなし料理を教えてもらいました。

“桜ごはん”のつくり方

ほんのりとしたピンク色と酸味のついた味わいは、飲んだ後の締めに最適。土鍋のまま食卓に出してもいいし、おにぎりにしても食べやすいですね。軽く握って上に桜をちょこんとのせるとかわいらしいです。

材料材料 (3~4人分)

2合
桜の花の塩漬け15g
梅干し大1個
A (A全体で2カップになるように調整)
・ 酒大さじ1
・ みりん大さじ1
・ 水適量

1下ごしらえ

米は研いで水に30分ほどつけ、ザルにあげて水気をきる。桜の花の塩漬けは水にさっとさらして水気を絞る。

2炊く

土鍋に米とAを入れ、桜を散らして梅干しをのせる。蓋をして強めの中火にかけ、煮立ったら弱火にして12分ほど炊き、火を止めて10分ほど蒸らす。

炊く
米に調味料と桜の花の塩漬け、梅干しを入れて炊きます。炊飯器で炊く場合は、米に酒とみりんを加え、2合の目盛りまで水を注いで桜と梅干しを入れて普通に炊きます。

3仕上げ

全体を混ぜ合わせ、味が足りなければ塩少々(材料外)で調味する。

完成

教える人

吉田 愛 料理研究家

吉田 愛 料理研究家

東京の日本料理店にて板前として働き、その後、より本格的に和食を学ぶために京都で修業。本格和食から、簡単な和テイストのおつまみまで幅広く提案。唎酒師の資格も持ち、日本酒と料理の合わせ方などを提案している。雑誌、メニュー開発などで活躍中。著書に『温故知新 和食つまみ』がある。

※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 春のレシピ
四季dancyu 春のレシピ
A4変型 判(120頁)
2022年3月15日発売/1,100円(税込)

写真:田村昌裕 文:編集部