素材の味だけで塩要らず。揚げたてをぜひ!唎酒師の資格を持つ料理研究家、吉田愛さんに春らしい食材をつかった、日本酒に合うもてなし料理を教えてもらいました。
皮を半分にしてつくる、細くてかわいらしい春巻き。温かいうちに食べると、うどの土の香りと生ハムの熟成香がより際立ちます。生ハムの塩気で味つけが不要なのも気軽。
うど | 15cm(約150g)(太い部分) |
---|---|
生ハム | 2枚(40g) |
春巻きの皮 | 4枚 |
小麦粉 | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
うどは長さを半分に切って皮をむき、縦4等分に切る。生ハムは1枚を4等分に切る。春巻きの皮は三角形になるよう半分に切る。小麦粉を同量程度の水(材料外)で溶いてのりをつくる。
春巻きの皮の長い辺を下にして置き、うどを置いて生ハムをちぎってのせる。両端を折りたたみ手前から奥に巻き、巻き終わりにのりを塗って留める。残りも同様にして8本つくる。
170℃の油で2を3分ほどこんがりと揚げる。
東京の日本料理店にて板前として働き、その後、より本格的に和食を学ぶために京都で修業。本格和食から、簡単な和テイストのおつまみまで幅広く提案。唎酒師の資格も持ち、日本酒と料理の合わせ方などを提案している。雑誌、メニュー開発などで活躍中。著書に『温故知新 和食つまみ』がある。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。
写真:田村昌裕 文:編集部