醤油と黒酢で味つけした、香港風焼きそばの定番。はじめに生姜を炒めて香りを立たせ、黄にらはシャキッと炒めるのが美味しさのポイントです。喉ごしがよく、食材との相性も選ばない「香港的」焼きそばを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
シンプルなおいしさが香港麺の魅力。黄にらがないときは普通のにらでもいいが、香りが強いので分量を減らす。
ゆでた麺を具材と一緒に油で炒めて仕上げるタイプの焼きそば。香港麺は細いので、組み合わせる具も細切りやみじん切りにすると麺とよくからんで美味。味つけも軽めにするとバランスがとれる。
卵麺 | 3玉分(下ごしらえしたもの) |
---|---|
黄にら | 150g |
新生姜 | 30g |
植物油 | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
黒酢 | 大さじ2 |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
にらは長さ3~4cmに切る。生姜は皮付きのまま洗い、せん切りにする。
フライパンに植物油と生姜を入れて弱火で炒め、香りが立ったらにらを加える。
中火で炒め、火が通ったら麺を加え、ほぐしながらさらに炒めて酒をふる。
醤油、黒酢の順に加えて炒め合わせる。塩、胡椒で味を調える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ」に掲載したものです。
取材:松原京子 写真:竹内章雄