梅干しと青じそで炒めた豚肉はコクがあって、おかずにぴったり。素炒めと一緒盛りにすると、これだけで満足すること、間違いなし。喉ごしがよく、食材との相性も選ばない「香港的」焼きそばを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
豚肉、梅干し、青じそはクセになるトリオ。味がしっかりしているから、麺は素炒めがちょうどいい。
ゆでた麺を具材と一緒に油で炒めて仕上げるタイプの焼きそば。香港麺は細いので、組み合わせる具も細切りやみじん切りにすると麺とよくからんで美味。味つけも軽めにするとバランスがとれる。
卵麺 | 3玉分(下ごしらえしたもの※) |
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植物油 | 少々 |
醤油 | 大さじ2/3 |
★ 〈豚バラ梅じそ炒め〉 | |
・ 豚バラ肉 | 200g(薄切り) |
・ 梅干し | 1個(大) |
・ 青じそ | 10枚 |
・ 植物油 | 少々 |
・ 酒 | 大さじ1 |
※麺の下ごしらえ……胡麻油の代わりに好みの植物油大さじ1をまぶし、塩はふらない。
フライパンに植物油を熱して麺を入れ、ざっと炒めて醤油をふる。
豚バラ梅じそ炒めをつくる。豚肉は3~4等分の長さに切る。梅干しは種を取って包丁で細かくたたく。青じそは縦半分に切り、重ねて幅5~6mmに切る。
フライパンに植物油を熱して豚肉を広げて入れ、カリッとしてくるまで炒める。梅肉を入れてからめながら炒め、酒をふり、青じそを加えて混ぜる。
器に麺と豚バラ梅じそ炒めを盛り合わせる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ」に掲載したものです。
取材:松原京子 写真:竹内章雄