旨味の多いもも肉はひと手間かけて小麦粉をまぶしつけます。こんがり香ばしさとともにほんのりとろみもついて、バターライスとからめばコクも倍増。シンプルなスープ煮が深い味わいに。塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
バターとローリエの香るシンプルなスープ煮。旨味の多いもも肉でつくります。バターライスとからめて食べるとおいしさ3倍!
小松菜 | 1束(250g) |
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鶏もも肉 | 大1枚(300g) |
★ 下味用 | |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
・ 胡椒 | 少々 |
小麦粉 | 大さじ2 |
サラダ油 | 大さじ1 |
玉ねぎ | 1/2個分(みじん切り) |
バター | 大さじ1 |
白ワイン | 大さじ3 |
水 | 1と1/2カップ |
ローリエ | 1枚 |
塩 | 小さじ2/3 |
胡椒 | 少々 |
★ バターライス | (混ぜ合わせる) |
・ 熱々のご飯 | 300~400g |
・ バター | 大さじ1 |
鶏肉は1枚を6等分に切り、下味用の塩、胡椒をふって10分ほどおく。
フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉に小麦粉を薄くまぶしながら入れ、中火で両面を色よく焼きつけて取り出す。
フライパンにバターを足して玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒め、鶏肉を戻し入れて白ワインをふり、水を加えて煮立ってきたら、ローリエ、塩、胡椒を加えて混ぜ、蓋をして弱火で20~25分煮込む。
小松菜は根元を少し切り落として幅1~2cmに切り、3に加えて混ぜ、さらに6~7分煮て、バターライスとともに盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のレシピ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ