「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」のサンドとタルティーヌ
豪快にパテを挟んだ"パリサンド"

豪快にパテを挟んだ"パリサンド"

パテを一枚ギュッと挟んだ、ごちそうサンドイッチ。ボリュームはあるけれど、さっぱりとしたコールスローと一緒に食べることで、軽やかな口当たりが実現します。東京・六本木にある人気パン屋「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」の人気サンドのレシピを大公開。休日に、ワインを添えて食べたくなる、目にも美味しいレシピをご紹介します。

“パリサンド”のつくり方

まさに、フランス料理のひと皿をそのままパンに挟んだサンドイッチ。一口の中に、パテの肉肉しさ、ピクルスの酸味、マスタードマヨネーズのまろやかさ、そしてコールスローのさっぱりとした味わいがぎゅっと詰まって、赤ワインを飲まずにはいられない!

おいしさのコツ!
パンのサイズまでパテを広げることで、隅々まで具が行き届いておいしく食べられる。パ ンとパテ、コールスローが馴染むよう、最後にパンをぎゅっと強く押すこと。

材料材料 (1人分)

パンドミ2枚(厚さ2cm)
パテ1枚(100g)
コールスロー(つくりやすい分量)
 ├ 紫キャベツ適量(普通のキャベツでも可)
 ├ 塩キャベツの1%
 ├ マヨネーズ15g
 └ 豆腐サワークリーム15g
ピクルス9枚(きゅうり)
クルミ5g(ロースト)
★ 玉ねぎピクルス(つくりやすい分量)
 ├ 玉ねぎ100g
 ├ 塩1g
 └ 白ワインビネガー適量
★ マスタードマヨネーズ20g
 ├ マスタード10g
 └ マヨネーズ10g
★ ビネガーソース(つくりやすい分量)
 ├ 赤ワインビネガー200g
 └ 黒糖50g

1玉ねぎピクルスをつくる

玉ねぎをみじん切りにして、玉ねぎの重さの1%の塩を振って、15~30分おく。出てきた水気を絞り、瓶などに入れてヒタヒタになる量の白ワインビネガーを入れる。翌日から使え、肉と合わせても美味しい。

2ビネガーソースをつくる

赤ワインビネガーに黒糖を入れ、とろみがつくまで煮詰める。

3コールスローをつくる

紫キャベツをせん切りにし、重さの1%の塩を振る。15~30分おき、出てきた水をしっかり絞る。できたもの100gに対し、分量のマヨネーズと豆腐サワークリームを入れて混ぜる。

コールスローをつくる

4マスタードマヨネーズをつくる

マスタードとマヨネーズを混ぜ合わせる。

5パンの下準備

パンドミを2枚重ねてトーストする(内側は焼かない)。

パンの下準備

6パテを潰す

パテをクッキングシートに挟んで、パンドミの大きさまで押し広げる。

パテを潰す
パテを潰す

7具材をのせる

⑥のパテの上にピクルス、玉ねぎのピクルスを5gのせ、ビネガーソースを5gかけたら、コールスローを60gのせる。

具材をのせる
具材をのせる
具材をのせる

8マスタードマヨネーズを塗る

⑤のパンドミの内側にマスタードマヨネーズを塗ったら、1枚にクルミを散らす。

マスタードマヨネーズを塗る

9仕上げる

クルミを散らしたパンの上に⑦をのせ、もう1枚のパンをかぶせ、上から手でしっかりと押し、斜め半分にカットしたら完成。

仕上げる
仕上げる
完成
内観
朝から夜まで通し営業。店内外合わせて70席。禁煙。ナチュラルワインも豊富。
外観
六本木ヒルズのけやき坂通り沿いにある。テラス席もあり、ペットを連れた人の姿も見かける。

店舗情報店舗情報

ブリコラージュ ブレッド&カンパニー
  • 【住所】東京都港区六本木6丁目15‐1 けやき坂テラス1階
  • 【電話番号】03‐6804‐3350
  • 【営業時間】7:00~19:00(閉店) 金曜は~20:00(閉店) 土日祝は8:00~20:00(閉店)
  • 【定休日】月曜(祝日の場合は営業)
  • 【アクセス】東京メトロ「六本木駅」より5分

文:浅妻千映子 撮影:鈴木泰介

浅妻 千映子

浅妻 千映子 (食ライター)

大学卒業後、3年間のゼネコン勤務ののち、ライターに。雑誌やweb等で活躍。料理研究家としてレシピ開発も。著書に『江戸前握り』『パティシエ世界一』(光文社新書)など、レシピ本に『浅妻千映子キッチン』(ぴあ)、『ほめられレシピ』(主婦と生活社)がある。『東京最高のレストラン』(ぴあ)の審査員。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。