東京・都立大学にあるカフェ「Little chef」に、しっかりと食べ応えのあるカフェめしメニューを教えてもらいました。BSフジで放送中の植野食堂を本にまとめた『日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu 公式レシピブックVol.2』から、お薦めレシピを大公開!
かつては“カフェめし”というと、お洒落だけどね……ということもありましたが、しっかり美味しい食事が楽しめるカフェが増えています。この店もそのひとつ。
メイン料理に小鉢、味噌汁、ご飯がついた和定食は、季節の食材を使ってしみじみ美味しい。たとえばれんこんのはさみ揚げは、挽き方の異なる2種類の挽き肉を混ぜて食感にアクセントを演出し、和風の味つけにクミンを足すことで風味を加えます。厚めのれんこんに挟んで揚げ、軽やかな風味の甘酢あんをまとうと、食べ応えのある一品になります。
れんこん | 1節(大) |
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豚挽き肉 | 150g(粗挽き) |
豚挽き肉 | 150g(2度挽き) |
玉ねぎ | 1/5個(粗みじん) |
生姜 | 1片(粗みじん) |
片栗粉 | 小さじ1 |
日本酒 | 大さじ2 |
醤油 | 小さじ1 |
クミン | ひとつまみ(粒) |
塩 | 3g |
小麦粉 | 50g |
水 | 120ml |
キャノーラ油 | 適量 |
★ 【甘酢あん】 | |
・ 米酢 | 大さじ3 |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ 砂糖 | 大さじ1と1/2 |
・ 水 | 大さじ2 |
・ 水溶き片栗粉 | 適量 |
2種類の挽き肉を合わせて塩を加え、粘り気が出るまで練り混ぜる。
玉ねぎ・生姜・片栗粉・酒・醤油・クミンを加え、よく混ぜる。
れんこんを幅8mmの輪切りにする。
れんこんの片面に軽く片栗粉(分量外)をまぶす。
4のれんこんの片栗粉をまぶした面に2の肉だねをのせ、別のれんこんの片栗粉をまぶしたほうの面で挟む。
小麦粉と水を混ぜた衣をつけ、170℃の油で約3分揚げる。
衣が色づいてきたら裏返し、約2分揚げる。
取り出して約1~2分置き、余熱で中まで火を通す。
鍋に酢・醤油・砂糖・水を入れて混ぜ、中火でひと煮立ちさせる。
水溶き片栗粉でとろみをつける。
8を半分に切り、甘酢あんをかけて完成。
文:植野広生