大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
ふくよかな味わいの"きのこの梅干し煮"

ふくよかな味わいの"きのこの梅干し煮"

きのこが美味しくなる季節ぴったりのレシピを。たっぷりのきのこに梅干しを加えることで、なんともいえないふくよかな味わいになります。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“きのこの梅干し煮”のつくり方

きのこは独特の苦味が取れるまで、少し時間をかけて煮るのがポイントです。

材料材料 (つくりやすい分量)

えのき茸大1袋(200g)
しめじ大1袋(200g)
梅干し2個(30g)
青じそ10枚
★ 煮汁
・ 清酒大さじ1
・ だし汁大さじ2
・ 醤油小さじ1

1下準備

えのき茸は根元を切って長さを半分に切り、根元のほうはほぐす。しめじは根元を切ってほぐす。梅干しは種と果肉に分けて実は細かくたたく。青じそはせん切りにする。

2煮る

鍋にきのこを入れて梅干しと煮汁の材料を加えて混ぜ、中火にかける。煮立ってきたら蓋をして、火を弱めて10分ほど煮て、青じそを加えて混ぜる。保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“は”
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“は”
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833477734
2019年03月28日発売/ 770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。