ペアリングで楽しむ楽々ワインつまみ
ジャンクな味わいがたまらない"ランチョンミートとエリンギのマスタードソテー"

ジャンクな味わいがたまらない"ランチョンミートとエリンギのマスタードソテー"

食べごたえのあるランチョンミートの缶を使った、ジャンキーな一皿です。あらゆる種類の酒に合いますが、渋味がしっかりとあるワインとの相性はピカイチです。缶詰もワインも大好きな料理家、スヌ子こと稲葉ゆきえさんに前菜からデザートまで手軽にできる缶詰料理を教わりました。各つまみに合うワインも一緒にご紹介します!

“ランチョンミートとエリンギのマスタードソテー”のつくり方

油をひかずにスパムとエリンギを、しつこいぐらいにジリジリ蒸し焼きにするだけで、ランチョンミートの脂分とエリンギの旨味が互いに移り合い、えも言われぬワインのつまみに。焦りは禁物。じっくりととりかかるべし。

材料材料 (つくりやすい分量)

ランチョンミート小1缶
エリンギ4本
粒マスタード大さじ1と1/2
ワイン*大さじ1と1/2

*ワインは赤でも、白でも。

1火を通す

ランチョンミートはサイコロ状、エリンギも同じサイズに合わせて切ってフライパンに入れ、弱めの中火で焼いていく。蓋をして蒸し焼きにし、ときどき裏返しながら、全面がこんがりするまでじっくりと火を通す。

2煮詰める

マスタードとワインを混ぜ合わせて1に回しかけ、からめながら、汁気がとぶまで煮つめる。

完成

お薦めワインは厚みと渋味のあるオレンジなど

ワイン
ワイン発祥の地といわれるジョージアのムツヴァネ種のワイン。昔ながらの製造法で造られ、独特の渋みをもつ。/ストーリマラニ ムツヴァネ(ヴァンクロス)。

教える人

料理研究家 スヌ子(稲葉ゆきえ)

料理研究家 スヌ子(稲葉ゆきえ)

酒と料理をこよなく愛する家に育つ。出版社に勤めつつ二児を育て、料理家として独立。東京・日本橋「ギャラリーキッチンKIWI」で料理教室を主宰。手軽なのに華がある盛り上げレシピが得意。噺家・三遊亭遊雀を義兄にもち、定期的に「キウイ寄席」を開催。著書は『夜ふけのおつまみ』(KADOKAWA刊)など。ほかに「スヌ子のへべれけレシピ」(Amazonプライムビデオ)。

※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。

技あり!dancyu 缶詰
技あり!dancyu 缶詰
A4変型判(96頁)
2020年10月13日発売/800円(税抜き)

文と構成:風来青 撮影:長谷川潤