大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
ほんのり甘とろがたまらない!"さつまいもご飯そぼろあんかけ"

ほんのり甘とろがたまらない!"さつまいもご飯そぼろあんかけ"

さつまいもはご飯と一緒に炊き上げるので、ホクホク&ごろごろの食べ応え。鶏そぼろあんの甘味ととろみも手伝って、美味しさがぐんと引き立ちます。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

”さつまいもご飯そぼろあんかけ”のつくり方

ホクホクのさつまいもがごろごろ。あんをご飯にからめてしっとりジューシー。

材料材料 (4人分)

2合
適量(炊飯器の目盛りまで)
大さじ2
小さじ1/2
さつまいも小2本(250g)
★ そぼろあん
・ 鶏挽き肉100g
・ サラダ油少々
・ 酒大さじ1
・ 水1と1/2カップ
・ 味醂大さじ2
・ 醤油大さじ1と1/2
・ 片栗粉大さじ1
・ 水大さじ2

1米の下準備

米は炊く30分前に洗い、ザルにあげて水気をきり、炊飯器に入れて目盛りまで水を注ぐ。

2さつまいもの下準備

さつまいもは皮のまま洗い、1cmの輪切りにして水に5分ほどさらして水気をきる。

3炊く

炊飯器に酒、塩を加えて混ぜ、さつまいもをのせて普通に炊く。

4そぼろあんをつくる

鍋にサラダ油を熱して挽き肉を入れてほぐすようにして炒める。肉の色が変わり、ポロポロになったら酒をふり入れ、水を加える。煮立ってきたら火を弱めてアクを取り、味醂、醤油を加えて混ぜ、蓋をして10分ほど煮る。片栗粉を水で溶いて加えて混ぜ、とろみをつける。

そぼろあんをつくる
水で溶いた片栗粉は煮立ったところに加えることが、だまができずにとろみをつけるポイント。

5盛りつける

炊き上がったさつまいもご飯を器に盛り、そぼろあんをかける。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の ろ」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 基本の ろ
手ほどきdancyu 基本の ろ
家庭の和食いろは
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“ろ”

A4変型 判( 84 頁)
ISBN: 9784833477673
2019年02月27日発売 / 770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。