一年中楽しみたいガスパチョ
野菜たっぷりで食べごたえのある"卵入り温かいガスパチョ"

野菜たっぷりで食べごたえのある"卵入り温かいガスパチョ"

素材を敢えて粗くカットして、じゃがいもとともに野菜の存在感が際立つガスパチョに。落とした卵を崩しながら食べる楽しみも。ガスパチョの世界は広くて、深い!今回はさまざまなガスパチョを、マドリード滞在歴14年の料理研究家、丸山久美さんに教えてもらいました。

“卵入り温かいガスパチョ”のつくり方

基本のガスパチョの素材をざくざく切り、じゃがいもを加えてグツグツ煮込み、ちぎったパンを加えた中に、卵を落として、出来上がり。卵をくずしながらボリュームたっぷりのアツアツを召し上がれ。

材料材料 (4人分)

トマト4個
玉ねぎ1/2個
ピーマン1個
じゃがいも1個
にんにく1片
パン1/2本(バゲットなど)
4個
オリーブオイル大さじ1
白ワインビネガー大さじ1/2
適量

※記事中掲載のオリーブオイルは、すべてエキストラバージンオイルを使用。

1野菜を切る

にんにくはみじん切りに、トマト、玉ねぎ、ピーマンは1cm角に切る。じゃがいもは一口大に切る。

2野菜を炒める

鍋にオリーブオイルを温め、にんにく、玉ねぎ、ピーマンを炒める。しんなりとしてきたらトマトを加えてさらに炒める。

3煮込む

2にじゃがいもを加えて水(1L)を注ぎ、沸騰したら弱火でじゃがいもがやわらかくなるまで20分煮込む。塩、白ワインビネガーで味をととのえる。

4卵を落とし、さらに煮込む

パンをちぎって加え、卵をそっと落とし入れて、半熟状に火が通るまで煮込む(パンが水分を吸いすぎるようなら水を足す)。

卵を落とし、さらに煮込む
卵は、椀などに割り入れてから、そっと鍋の中央部分に落とし入れると、煮ているときに黄身がくずれず、きれいなポーチドエッグになる。
完成
じゃがいもほくほく、野菜ゴロゴロ。寒い日に食べたいガスパチョ。

教える人

丸山久美 料理研究家

丸山久美 料理研究家

ツアーコンダクターとして世界中を回った後、スペイン・マドリードで14年暮らす。2001年に帰国後は、スペインの家庭料理を中心に料理教室を主宰しながら雑誌やウェブでも活躍。著書も多数出版。

この記事は技ありdancyu!「スープ」に掲載したものです。

技あり!dancyuスープ
技あり!dancyuスープ
A4変型判(112頁)
2020年12月18日発売 / 880円(税込)

文と構成:風来 青 撮影:尾嶝 太