大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
野菜たっぷりで食べ応え抜群の"とん汁"

野菜たっぷりで食べ応え抜群の"とん汁"

とん汁は具沢山で栄養バランスがよく、ヘルシーなのに満足感たっぷりです。自由度が高い料理なので、好みの野菜を加えてアレンジしてみてください。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“とん汁”のつくり方

大根、にんじん、ごぼうに里芋。いろいろな根菜を使ってつくるとん汁は、野菜から出る旨味が抜群の、具だくさんの汁物です。豚肉は脂のあるバラ肉で。こちらも濃厚な旨味があるので、だし汁は使わずに水でつくります。野菜が中途半端に残らないよう、また、翌日食べてもおいしいので、たっぷりつくるのがおすすめです。

[とん汁ひと口メモ]
とん汁はメインのおかずか味噌汁か。具がたくさん入っているし、肉もあるし、主役を張れる料理ではありますが、とん汁と白米ご飯だけだと、ちょっと寂しいな、という場合の献立アドバイス。とん汁でいろいろな野菜が食べられるので、もう1品としては卵焼きや焼き魚などがおすすめです。もう少し簡単にするのであれば、冷奴を添えてもいいでしょう。また、ご飯にひと手間かけて、混ぜご飯にしたり、炊き込みご飯にするとごちそう感がアップします。

材料材料 (4人分)

豚バラ肉(薄切り)150g
大根250g
にんじん小1本
生椎茸6個
油揚げ1枚
ごぼう1本(120g)
里芋小4~5個
サラダ油小さじ1
大さじ3
4~5カップ
味噌大さじ4
わけぎ2本

1材料をカットする

大根は皮をむいて厚さ1cmのいちょう切りにする。にんじんは皮をむいて縦半分に切り、厚さ6mmの半月切りにする。生椎茸は石突きを切り落とし、軸ごと縦4等分に切る。油揚げは縦半分に切り、幅1cmに切る。

材料をカットする

2ごぼうの下ごしらえ

ごぼうは皮をこそげて大きめのささがきにして水でさっと洗い、ザルにあげて水気をきる。わけぎは小口切りにする。

ごぼうの下ごしらえ

3里芋をカットする

里芋は上下を切り落とす。切り口から皮をむき、4等分に切る。

里芋をカットする
里芋をカットする

4ぬめりを取る

ボウルに入れて塩小さじ1(分量外)をまぶしてもみ、水で洗ってぬめりを取り、水気をきる。

ぬめりを取る

5豚肉を炒める

油ならしをした鍋を中火にかけ、サラダ油を入れて熱し、豚肉を入れて中火で炒める。

豚肉を炒める

6野菜を加える

肉の色が変わったら酒をふり、わけぎ以外の野菜と油揚げを加えて全体を炒める。

野菜を加える

7煮る

水を加え、蓋をして煮て、煮立ってきたら火を弱める。

煮る

8アクを取る

アクを取り、蓋をして弱火で15分ほど煮る。

アクを取る

9味噌を溶く

味噌を溶き入れ、ひと煮してわけぎを散らし、器に盛る。

味噌を溶く
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の い」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 基本の い
手ほどきdancyu 基本の い
家庭の和食いろは
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“い”

A4変型判(88頁)
ISBN:9784833477628
2019年1月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:鈴木泰介

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。