鯖缶を爽やかな香りの薬味とよく和えた、口当たりの優しい一品。冷酒がぐいぐい進みます。「もしも、缶詰料理で日本酒が飲める割烹があったなら」――そんな缶詰を使った妄想料理を、酒肴家の稲垣知子さんに習いました。
鯖の身を細かくほぐし、ふんわりするまで和えたので、口当たりがとてもなめらかです。そのまま味わっていただくのもよいですが、焼き海苔に包むと、旨味がさらにふくらみます。
サバの水煮缶 | 1缶(190g)(食塩不使用) |
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長ねぎ | 1本分(みじん切り) |
青じそ | 7~8枚分(みじん切り) |
みょうが | 3個分(みじん切り) |
生姜 | 1片分(すりおろし) |
味噌 | 大さじ1 |
ラー油 | 小さじ1/2 |
焼き海苔 | 適量(8つ切り) |
ボウルにサバの身を入れて細かくほぐす。
別のボウルにサバの水煮缶の缶汁大さじ1、生姜、味噌、ラー油を入れてよく混ぜ、1に加えてフォークなどでふんわりするまでよく混ぜる。長ねぎ、青じそ、みょうがも加えてさらによく混ぜる。
器に2を盛り、海苔を添える。
日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。
文と構成:佐々木香織 撮影:宮濱祐美子 スタイリング:大畑純子