日本酒おつまみ、缶詰割烹
旨味たっぷりのオイルで食べる"蒸し里芋の牡蠣だれ"

旨味たっぷりのオイルで食べる"蒸し里芋の牡蠣だれ"

敢えてつぶしたほくほくの里芋に、牡蠣の旨味がしみ出したオイルが絡まり、日本酒がとまらないおつまみに。「もしも、缶詰料理で日本酒が飲める割烹があったなら」――そんな缶詰を使った妄想料理を、酒肴家の稲垣知子さんに習いました。

“蒸し里芋の牡蠣だれ”のつくり方

牡蠣の旨味がしみ出したオイルをほくほくに蒸した里芋が受け止めます。牡蠣とオイルを調味料と合わせてお鍋で温め、熱々のうちに里芋にジュッと回しかけました。お酒もぬる燗ぐらいがよく合うと思います。

材料材料 (2人分)

カキのオイル缶1缶(115g)
里芋5~6個(冷凍)
醤油小さじ1
白煎り胡麻小さじ2
長ねぎ5cm分(みじん切り)
カキのオイル缶
カキのオイル缶

1里芋をレンジで加熱する

里芋は軽く水に通して耐熱容器に入れ、ラップをふんわりとかけて600Wの電子レンジで5~6分加熱する(竹串がすっと通るまで加熱する)。

2里芋を器に盛る

里芋の粗熱が取れたら、手のひらで押しつぶして一口大に割り、器に盛る。

3牡蠣、オイルを調味料と合わせて温め、仕上げる

カキを粗く刻み、カキのオイル缶のオイル全量、醤油、煎り胡麻、長ねぎとともに小鍋に入れ、中火にかける。グツグツしたら2にかける。

完成
里芋は丸いままよりも軽くつぶしたほうが、牡蠣だれがよくなじむ。牡蠣だれは温めた豆腐やふかしたじゃがいもにかけても絶品!
酒
しみじみとしたおいしさが後を引く“〆張鶴 純米吟醸 純”が、里芋のほっこりとしたおいしさを引き立てます。

教える人

バーa稲垣知子 酒肴家オーナー 間口一就

稲垣知子 酒肴家

日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。

※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。

技あり!dancyu 缶詰
技あり!dancyu 缶詰
A4変型判(96頁)
2020年10月13日発売/800円(税抜き)

文と構成:佐々木香織 撮影:宮濱祐美子 スタイリング:大畑純子

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。