季節の「引き算」料理
組み合わせの妙!胡麻油香る"刺身魚の味噌和え丼"

組み合わせの妙!胡麻油香る"刺身魚の味噌和え丼"

刺身と味噌は相性抜群。胡麻油香る味噌仕立ての和え衣に、盛り合わせにした刺身を合わせれば、ご飯がモリモリ進みます。塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“刺身魚の味噌和え丼”のつくり方

刺身には醤油と決めつけないでください。味噌で和えると骨太の味わいに。刺身の盛り合わせを使えば、いろいろな魚の味がミックスされて味わいも豊か。ゴージャスな見栄えにも拍手。

材料材料 (2人分)

刺身の盛り合わせ正味150g
★ 和え衣
・ 味噌大さじ1と1/2
・ 酒大さじ1
・ 胡麻油小さじ1
・ 生姜小さじ1/2(すりおろし)
・ 長ねぎ大さじ2(みじん切り)
大根50g
生わかめ40g(ゆでたもの)
青じそ6枚
温かいご飯400g

1刺身魚を切る

刺身魚は1cm角に切る。

2和える

ボウルに和え衣の材料を入れて混ぜ、刺身を加えて和える。

3大根とわかめの下準備

大根は皮をむいて野菜スライサーで細いせん切りにして水にさらし、パリッとしたら水気をきる。わかめは水で洗って水気を絞り、幅2cmに切る。

4盛りつける

器にご飯を盛り、大根、わかめ、青じそを敷いて2をのせる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「四季dancyu 夏のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu「夏のレシピ」
四季dancyu「夏のレシピ」
A4変型判(120頁)
2021年6月11日発売/1100円(税込み)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。