季節の「引き算」料理
煮汁が染み渡る"なすのちりめん醤油煮"

煮汁が染み渡る"なすのちりめん醤油煮"

たっぷりのなすとちりめんじゃこが甘じょっぱい煮汁をよく吸って、しんなりジューシーに。ご飯のおかずにぴったりです!塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに習いました。

”なすのちりめん醤油煮”のつくり方

あまりにも簡単!と驚いている間に出来上がります。ご飯のおかずにぴったり。熱々のままでも冷やしても。冷蔵庫で3~4日保存可能だからつくりおきもお薦めです。

材料材料 (2~3人分)

なす8個
ちりめんじゃこ30g
赤唐辛子1本
生姜小1片分(せん切り)
サラダ油大さじ2
大さじ2
★ 煮汁
・ 水2/3カップ
・ みりん大さじ2
・ 醤油大さじ1と1/2

1なすの下準備

なすはへたを切り落とし、両面に斜めに浅い切り込みを入れる。

2なすを焼く

フライパンにサラダ油を熱してなすを入れ、中火で全体に焼き目をつける。

3煮る

ちりめんじゃこ、赤唐辛子、生姜を加えて酒をふり、煮汁の材料を加えて大きく混ぜる。蓋をして弱火で12~15分煮る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「四季dancyu 夏のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu「夏のレシピ」
四季dancyu「夏のレシピ」
A4変型判(120頁)
2021年6月11日発売/1100円(税込み)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。