定番おかずに旬をプラスした“3ステップレシピ”
コクがアップした"いわしの梅味噌煮"

コクがアップした"いわしの梅味噌煮"

定番のいわしの梅煮に味噌を加えることで、コクがアップし濃厚な印象に。ご飯が進むおかずです!旬の食材を使った今晩のメインおかずを「3ステップ」でつくるレシピを、料理研究家の井原裕子さんに習いました。

毎日の料理だから手間は最小限、でも妥協はしない!

どんなに料理好きでも、毎日のおかずはささっとつくりたい。でも安易に手間を省くと、なんだかやっぱり、物足りない味わいになってしまいます。そこで、レシピに精通したプロの料理研究家が知恵を駆使し、手間暇を最小限におさえて3ステップでつくれるメインおかずをご紹介しましょう。
井原裕子さんに教えていただいた「いわしの梅味噌煮」は夏にぴったりの魚料理。醤油と梅で煮るレシピはたくさんありますが、味噌でさらにご飯を呼ぶ味に。『四季dancyu 2022夏』では、同様に3ステップでつくれるレシピをたくさんご紹介していますので、ぜひそちらもご参考に!

いわしの梅味噌煮のつくり方

材料材料 (2人分)

いわし6尾(頭と内臓が取られているもの)
★ 煮汁
・ 酒50ml
・ 水150ml
・ 味噌大さじ1
・ 梅干し2個(塩分14%)
・ みりん大さじ2
・ 砂糖大さじ1/2
・ 生姜4枚(薄切り)
味噌大さじ1

1いわしを洗う

いわしをさっと洗い、腹に残っている血合いはきれいに洗い、水気を拭く。

いわしを洗う

2煮る

フライパンに梅干しをちぎりながら入れ、残りの煮汁の材料を加えて中火で熱し、煮立ったらよく混ぜてから、いわしを加える。

煮る

3煮詰める

煮汁をかけながら、再び煮立ったら蓋をして弱火で10分煮、味噌を加えて溶かす。煮汁をいわしにかけながらとろりとするまで煮詰める。

煮詰める
完成
魚は火の通りが早く、短時間でできるのでレパートリーにあると気が楽になります。下処理済みの魚を上手に利用することもポイント。

教える人

井原裕子

井原裕子

料理研究家
食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使う、食べ応えも十分な料理を日々提案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。つくりやすくアレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビでの活動に加え、DELISH KITCHENのプロデュースを手がける。著書も多数。

※この記事の内容は、「四dancyu 2022夏」に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

文:中村裕子 撮影:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。