定番おかずに旬をプラスした“3ステップレシピ”
野菜をたっぷり食べる!"焼き野菜の半熟卵ソース"

野菜をたっぷり食べる!"焼き野菜の半熟卵ソース"

野菜はししとうやゴーヤなど、好みの野菜を組み合わせてつくってみてください。半熟卵はまとめてつくると、朝ごはんやおつまみにと重宝しますよ!旬の食材を使った今晩のメインおかずを「3ステップ」でつくるレシピを、料理研究家の井原裕子さんに習いました。

毎日の料理だから手間は最小限、でも妥協はしない!

どんなに料理好きでも、毎日のおかずはささっとつくりたい。でも安易に手間を省くと、なんだかやっぱり、物足りない味わいになってしまいます。そこで、レシピに精通したプロの料理研究家が知恵を駆使し、手間暇を最小限におさえて3ステップでつくれるメインおかずをご紹介しましょう。
井原裕子さんに教えていただいた「焼き野菜の半熟卵ソース」は、色鮮やかな夏野菜を香ばしく焼いて、半熟卵と合わせた一品。卵をくずしながら野菜と頬張るダイナミックなサラダで、レモンマヨネーズのコクと酸味で暑い夏にぴったりの主菜です。『四季dancyu2022 夏』では、同様に3ステップでつくれるレシピをたくさんご紹介していますので、ぜひそちらもご参考に!

焼き野菜の半熟卵ソースのつくり方

材料材料

4個
なす2個(200g)
玉ねぎ1/2個(100g)
オクラ6本
パプリカ(黄)1/2個(80g)
トマト1個(150g)
オリーブオイル大さじ2
A
・ オリーブオイル大さじ1
・ 水大さじ1
・ 塩小さじ1/2
・ 胡椒少々
★ レモンマヨネーズ(※混ぜ合わせる)
・ レモン汁大さじ1
・ マヨネーズ大さじ3
・ 塩ひとつまみ

1半熟卵をつくる

十分に常温に戻した卵と水を鍋に入れ、煮立ったら5分30秒ゆで、冷水にとって充分に冷ましてから殻をむく。

半熟卵をつくる

2野菜を切る

なすはヘタを取って乱切り、玉ねぎは幅2cmのくし形切り、オクラはがくをくるりとむく。パプリカは乱切りにする。トマトはヘタを取って乱切りにし、ボウルに入れてAを加え、混ぜる。

野菜を切る

3混ぜる

フライパンにオリーブオイル、なす、玉ねぎを入れて中火で熱し、焼き色がついたら裏に返して端に寄せ、パプリカ、オクラを加えて全体に火を通す。2のボウルに加えて混ぜる。器に盛って卵を手で割ってのせ、レモンマヨネーズをかける。

混ぜる
完成
野菜はししとうやゴーヤーなど、好みのものを自由に組み合わせて。歯ごたえのある野菜があるほうが美味。さっぱりとしていて、冷えた白ワインに合う味わいです。

教える人

井原裕子

井原裕子

料理研究家
食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使う、食べ応えも十分な料理を日々提案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。つくりやすくアレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビでの活動に加え、DELISH KITCHENのプロデュースを手がける。著書も多数。

※この記事の内容は、「四季dancyu 2022夏」に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

文:中村裕子 撮影:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。