豪快な炊き込みご飯が一つあると、外ごはんが華やぎます!一緒に炊き込むだけなので、見た目よりもつくりやすのも嬉しいところ。開放感たっぷりの外で飲むお酒、味わうごはんは気持ちいいし、美味しいですよね。そんな「外ごはん」のために、東京・新富町のフレンチ「ビストロシンバ」の菊地佑自さんが本気で考えた、オープンエアな美味レシピをご紹介します!
フライパンで鶏手羽元と玉ねぎ、パプリカにしっかり火を通して甘味を引き出し、ソースをつくってから米と合わせて、厚手の鍋で炊き上げる。骨付きの手羽元を使うことで、味わい深いだしが出ておいしく仕上がります。
無洗米 | 3合(約450g) |
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鶏手羽元 | 6本 |
玉ねぎ | 1個分(粗みじん切り) |
赤パプリカ | 1個分(幅5mmの細切り) |
黄パプリカ | 1個分(幅5mmの細切り) |
白ワイン | 100ml |
カットトマト水煮 | 140g(缶詰) |
にんにく | 15g(すりおろし) |
オリーブオイル | 適量 |
塩 | 適量 |
胡椒 | 適量 |
★ [上にのせる具材] | |
・ ホタテ貝柱 | 5~6個 |
・ 有頭海老 | 5~6尾(頭と尾を残して殻をむき、背ワタを除く) |
・ 甘長唐辛子 | 各2本(緑、赤) |
・ ズッキーニ | 1/2本分(厚さ1cmの輪切り) |
・ なす | 1/2本分(厚さ1cmの輪切り) |
・ ベーコン | 100g(細切り) |
鶏肉は塩、胡椒各少々をふって下味をつける。フライパンにオリーブオイル大さじ3をひいて中火にかけ、鶏肉を並べて焼いていく。
肉に焼き色がついたら玉ねぎを加えて炒め、油が回ったらパプリカを加えて炒める。にんにく、塩5gを加えて、パプリカがしんなりして甘味が出るまで炒める。
白ワインを加えてアルコール分をとばし、トマト水煮、水300mlを加える。煮立ったら火を止める。
別の鍋(厚手の鋳物鍋など)にオリーブオイル大さじ2をひいて中火にかけ、米を入れ、芯がありつつも軽く透明感が出るまでしっかり炒める。
4の米を平らにならし、3の具材を先にのせ、残った汁もすべて入れる。煮立ったら弱火にして蓋をして、弱火で12分ほど炊く。火を止めて蓋をしたまま、12分蒸らす。
蒸らしている間に[上にのせる具材]を準備する。ホタテと海老は塩、胡椒各少々をふってオリーブオイル少々で焼く。野菜はそのまま焼いて、塩少々をふる。ベーコンはこんがりするまで炒める。
5を蒸らし終えたら、6の具材をのせる。
フランスでは三ツ星店からビストロまで、幅広い経験を積み腕を磨く。2015年、新富町に同店を開業。今の季節、開放感のある窓際の席はオープンエア気分も楽しめる。
※この記事は「dancyu アウトドアクッキング 外でもおいしく!」に掲載したものです。
写真:中垣美沙 構成:編集部