さわやかな食べ心地の主菜&副菜レシピ
優しいとろみにほっこり"冬瓜と海老のスープ煮"

優しいとろみにほっこり"冬瓜と海老のスープ煮"

冬瓜の持つ独特の食感、プリッとした海老をとろみをつけた餡が包みます。シンプルながらメリハリのある、少し肌寒い日に飲みたくなる優しいスープです。いつでも食べたい定番の主菜と副菜のレシピを軽やかに仕上げるコツを、料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“冬瓜と海老のスープ煮”のつくり方

さっぱりしていながら、とろみのついたスープはなかなかの食べ応え。生姜をきかせるのがポイントです。海老の代わりに、かにかまで手軽につくるのもお薦めです。

材料材料 (2人分)

冬瓜300g
むき海老小80g
新生姜小1/2片分(せん切り)
2カップ
中華スープの素小さじ1/3
大さじ1
小さじ1/3
★ 水溶き片栗粉(混ぜ合わせる)
・ 片栗粉大さじ1
・ 水大さじ2

1冬瓜の下ごしらえ

冬瓜は種を取ってまな板に置き、ピーラーで皮をむいて2cm角に切る。

2海老を軽くたたく

海老はあれば背ワタを取って水で洗い、水気を拭いて幅1cmに切り、さらに包丁で軽くたたく。

3煮る

鍋に冬瓜、水、スープの素を入れて中火にかけ、煮立ってきたら酒、生姜、塩を入れる。蓋をして弱火で約10分、冬瓜がやわらかくなるまで煮る。

4片栗粉でとろみをつける

海老を加えて混ぜ、3分ほど煮てから水溶き片栗粉でとろみをつけて器に盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

この記事は四季dancyu「夏のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 夏のキッチン
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A4変型 判( 120 頁)
2020年06月11日発売 / 1,100円(税込)

構成:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。