冬瓜の持つ独特の食感、プリッとした海老をとろみをつけた餡が包みます。シンプルながらメリハリのある、少し肌寒い日に飲みたくなる優しいスープです。いつでも食べたい定番の主菜と副菜のレシピを軽やかに仕上げるコツを、料理研究家の大庭英子さんに教わりました。
さっぱりしていながら、とろみのついたスープはなかなかの食べ応え。生姜をきかせるのがポイントです。海老の代わりに、かにかまで手軽につくるのもお薦めです。
冬瓜 | 300g |
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むき海老 | 小80g |
新生姜 | 小1/2片分(せん切り) |
水 | 2カップ |
中華スープの素 | 小さじ1/3 |
酒 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/3 |
★ 水溶き片栗粉 | (混ぜ合わせる) |
・ 片栗粉 | 大さじ1 |
・ 水 | 大さじ2 |
冬瓜は種を取ってまな板に置き、ピーラーで皮をむいて2cm角に切る。
海老はあれば背ワタを取って水で洗い、水気を拭いて幅1cmに切り、さらに包丁で軽くたたく。
鍋に冬瓜、水、スープの素を入れて中火にかけ、煮立ってきたら酒、生姜、塩を入れる。蓋をして弱火で約10分、冬瓜がやわらかくなるまで煮る。
海老を加えて混ぜ、3分ほど煮てから水溶き片栗粉でとろみをつけて器に盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
この記事は四季dancyu「夏のキッチン」に掲載したものです。
構成:中村裕子 写真:原 ヒデトシ