コンビーフとベリーの組み合わせは、まるでフレンチ料理の一品のよう。スパークリングワインなどお酒との相性もバッチリです!今回は好きが高じて、愛好家の倶楽部までつくってしまったホットサンド倶楽部部長の大林千茱萸さんに、缶詰をテーマとしてそのとっておきの作りかたを習いました。
「コンビーフは食べごたえがあって、おやつというよりは主菜となるホットサンドがつくれます。缶詰をあけたら、パンにのせる前にお皿の上などでほぐすと、具の合間に空気が入り、それが熱で温まって食感はエアリーに。断然おいしくなります」と大林さん。
ベリー入りコンビーフサンドは、フランス料理を食べに行ったときに供されたラグーをパンで包んだ1品を表現したもの。確かに、肉料理には果実のソースが添えられることが多々ある。ホットサンドは、具材は高温で蒸されるため、冷凍のベリーであってもほどよく煮込んだ印象になるという奇跡。ものすごく手間暇かけたような味わいが楽しめる。
角食パン | 2枚 |
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★ 具 | (フルーツは冷凍で可) |
・ コンビーフ | |
・ イチゴ | |
・ ブルーベリー | |
★ 調味料 | |
・ はちみつ | |
・ 赤ワイン |
ベースとフタのパンにはちみつを斜めの格子状に塗る。
ベースのパンにコンビーフをのせ、小さじ1~2杯の赤ワインをふりかけ、ブルーベリー、イチゴものせる。
フタのパンをかぶせて焼く。
フランス料理と国際儀礼のテーブルマナー講師。映画監督・大林宣彦氏を父にもち、自身も映画『100年ごはん』を監督・脚本。著書に『こんがり!ホットサンドレシピ100』、『ホットサンド倶楽部』(ともにシンコーミュージック・エンタテインメント)など。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。
文と構成:沼由美子 撮影:吉澤健太