さわやかな食べ心地の主菜&副菜レシピ
さっぱりスパイシーな"チキンカレー"

さっぱりスパイシーな"チキンカレー"

ルーを使わず、カレー粉とヨーグルトを生かしたスカっとさわやかなチキンカレーです。いつでも食べたい定番の主菜と副菜のレシピを、軽やかに仕上げるコツを料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“チキンカレー”のつくり方

王道のチキンカレーを、ルウを使わずにつくります。スパイシーでスッキリした味わいに感動。ヨーグルトをたっぷり加えるとまろやかなコクが生まれます。
味を支えてくれるトマトは旨味十分な完熟のものを使ってください。

材料材料 (4人分)

鶏もも肉3枚(600g)
★ 鶏肉の下味用
・ 塩小さじ1/2
・ カレー粉大さじ1
トマト2個(完熟)
玉ねぎ2個分(みじん切り)
カレー粉大さじ3~4
プレーンヨーグルト300g
サラダ油大さじ4
にんにく1片分(みじん切り)
生姜小さじ1(すりおろし)
クミンシード小さじ1
赤唐辛子2本
ローリエ1枚
小さじ1
カイエンペッパー小さじ1/2
温かいご飯適量

1鶏肉の下ごしらえ

鶏肉は4~5cm角に切ってボウルに入れ、下味用の塩、カレー粉をまぶして混ぜ、10~20分おく。トマトはへたを取り、横半分に切って種を取り、1cm角に切る。

鶏肉の下ごしらえ

2スパイスを炒める

フライパンにサラダ油大さじ3、クミンシード、赤唐辛子を入れて弱火にかけ、ゆっくり熱し、クミンから泡が出てきたらにんにくを入れる。

スパイスを炒める

3玉ねぎを加える

続けて玉ねぎ、生姜を入れて炒める。

玉ねぎを加える

4色づくまで炒める

香ばしく色づくまで、20分ほど炒める。

色づくまで炒める

5鶏肉を焼きつける

別のフライパンにサラダ油大さじ1を熱して鶏肉を入れ、中火で両面を焼きつける。

鶏肉を焼きつける

6カレー粉を加える

鶏肉を4に移し、カレー粉を入れて全体を混ぜながら炒める。

カレー粉を加える

7ヨーグルトを加える

ヨーグルト、トマト、ローリエ、塩、カイエンペッパーを加えて混ぜ、煮立ってきたら、火を弱めて蓋をして、途中上下を混ぜながら煮る。

8仕上げ

20~30分煮込んだら出来上がり。器に温かいご飯を盛り、チキンカレーをかける。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

この記事は四季dancyu「夏のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 夏のキッチン
四季dancyu 夏のキッチン
A4変型 判( 120 頁)
2020年06月11日発売 / 1,100円(税込)

構成:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。