春の定番おかず&副菜レシピ
バジルの香りが爽やかな"鯛のアクアパッツァ"

バジルの香りが爽やかな"鯛のアクアパッツァ"

味、香り、そして彩り。シンプルな材料でお手軽ながら、テーブルが華やぐ主役の一品です。心もうきうき、何か新しいことを始めたくなる春にぴったりの定番料理を料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“鯛のアクアパッツァ”のつくり方

真鯛の旬は2~4月。春になるとお手頃な価格の一尾魚が出回ることも。そんなチャンスが訪れたらぜひアクアパッツァに。ミニトマトゴロゴロ、バジルの香りをきかせて元気よく。人が集まるときには絶対これ!中までしっかり火が通るように、蓋をして仕上げてください。

材料材料 (4人分)

1尾約600g(処理したもの(*))
★ 鯛の下味用
・ 塩適量
・ 胡椒適量
ミニトマト12個
オリーブオイル1/2~2/3カップ
白ワイン大さじ3
にんにく2片
小さじ1
胡椒少々
バジル1束

*未処理のものも要請すれば処理してもらえる。

1鯛の下ごしらえ

鯛は水でさっと洗って水気を拭き、両面に横に3本切り込みを入れて、両面に塩、胡椒各少々をふる。にんにくは縦半分に切る。

鯛の下ごしらえ

2フライパンで火を通す

直径の大きなフライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火で香りよく熱し、鯛を盛りつけた時に上になるほうを上にして入れる。

フライパンで火を通す

3オリーブオイルをまわしかける

スプーンでオリーブオイルをかける。

オリーブオイルをまわしかける

4煮る

鯛の表面の色が変わったら、トマトを入れる。白ワインをふり、塩、胡椒で調味する。弱めの中火にして、途中、スプーンで煮汁を鯛全体にかけながら10~15分煮る。

煮る

5蓋をして再度煮る

蓋をして10分ほど煮る。

蓋をして再度煮る

6仕上げ

バジルを手でちぎって加えて混ぜ、火が通ったら出来上がり!

仕上げ
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

構成:中村裕子 写真:原ヒデトシ

この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「春のキッチン」
四季dancyu「春のキッチン」
A4変型判(120頁)
2021年3月13日発売/1100円(税込み)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。