スパイスとハーブでマリネしたいわしを、香ばしく揚げたモロッコの屋台料理です。香り高く旨味たっぷりな美味しさを楽しめます。スパイス、レモン、ハーブなど異国情緒あふれる香りの多重奏が魅力のモロッコ料理を、料理研究家の口尾麻美さんに教えてもらいました。
いわしはモロッコではポピュラーな魚。スパイスとハーブでマリネしたフライは、揚げたてを屋台で楽しむほか、家庭でも親しまれる。レモンを搾ったり、トマトソースを添えて。
いわし | 6尾 |
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★ シャルムーラ | |
・ にんにく | 小さじ1(すりおろし) |
・ クミンパウダー | 小さじ1 |
・ パプリカパウダー | 小さじ1 |
・ ブラックペッパー | 小さじ1/2 |
・ カイエンペッパー | 小さじ1/4 |
・ 塩 | 小さじ1~1と1/2(好みで加減する) |
・ コリアンダー | 大さじ1(みじん切り) |
・ イタリアンパセリ | 大さじ1(みじん切り) |
・ レモン汁 | 大さじ1 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
セモリナ粉 | 適量(または小麦粉) |
揚げ油 | 適量 |
レモン | 適宜 |
いわしは手開きにし、洗って水気を拭き取る。シャルムーラの材料をすべて混ぜ合わせ、いわしの両面にからめて下味をつける。
①のいわしを2枚1組にし、シャルムーラのハーブやスパイスを包むようにして身の側を合わせて重ね、セモリナ粉をまぶす。揚げ油を中温に熱して香ばしく揚げ、油をきってレモンを添える。トマトソースを添えてもよい。
アパレルの仕事を経て料理の道へ。世界各国へ旅をし、インスピレーションを受けた料理をイベントや料理教室で紹介。モロッコのほか、トルコやリトアニア、台湾などをテーマにした著書がある。
文:鹿野真砂美 写真:宗田育子
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。