「ザアルーク」とはなすを香ばしく焼いて、トマトとスパイス類と一緒にペースト状にした料理です。後を引く味わいで、パンとの相性が抜群です。スパイス、レモン、ハーブなど異国情緒あふれる香りの多重奏が魅力のモロッコ料理を、料理研究家の口尾麻美さんに教えてもらいました。
香ばしく焼いたなすに、トマトやスパイス、ハーブの風味が混ざり合う、複雑な味わいが後を引く。パンにたっぷりとのせて食べるのがおすすめ。ワインのお供にもぴったり。
なす | 3~4本 |
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トマト | 1個 |
A | |
・ クミンパウダー | 小さじ1 |
・ パプリカパウダー | 小さじ1/2 |
・ にんにく | 小さじ1(すりおろし) |
・ レモン汁 | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
B | |
・ イタリアンパセリ | 大さじ1/2(みじん切り) |
・ コリアンダー | 大さじ1/2(みじん切り) |
オリーブオイル | 大さじ3 |
なすは直火で中心がやわらかくなるまで焼いて皮をむき、へたを取って適当な大きさに切る。トマトは種を取って角切りにする。
フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、トマトを炒める。水分がとんだらAを入れ、全体がなじむまでさらに炒める。
2に1のなす、Bを入れ、とろりとするまで炒める。
アパレルの仕事を経て料理の道へ。世界各国へ旅をし、インスピレーションを受けた料理をイベントや料理教室で紹介。モロッコのほか、トルコやリトアニア、台湾などをテーマにした著書がある。
文:鹿野真砂美 写真:宗田育子
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。