日本酒の製造過程でできる酒粕には、米や酵母由来の栄養分が豊富に残っています。甘酒や粕汁などはおなじみですが、日々の生活に役立つ新メニューを料理研究家の植松良枝さんに教えてもらいました。
バターや牛乳、魚介との相性がよい酒粕。酒粕の入ったチャウダーは風味も豊かで体が芯まで温まります。たらこゴロゴロ。新しい味わいのスープに、ぜひ挑戦してみてください。
かぶ | 小2個 |
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キャベツ | 80g |
たらこ | 40~50g(切れ子でOK) |
玉ねぎ | 中1/2個 |
セロリ | 1/2本 |
酒粕 | 30g |
バター | 30g |
水 | 200ml |
牛乳 | 200ml |
塩 | 小さじ1/3 |
かぶは一口大に切り、キャベツは2cm四方に切る。玉ねぎとセロリは1.5cm角に切る。たらこはぶつ切りにする。
鍋にバターを入れて中火にかけ、バターが溶けたら玉ねぎ、セロリを加えて炒める。玉ねぎが透き通ってきたら水、牛乳と酒粕を加え、ひと煮立ちしたらかぶを加え、弱火にして6~7分煮る。
キャベツとたらこを加えてなじませ、さらに1分30秒~2分煮て塩で味つけする。
料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。
文:中村裕子 写真:野口健志
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。