体が元気になる酒粕レシピ
ホッとする香りと味わいの"酒粕チャイ"

ホッとする香りと味わいの"酒粕チャイ"

酒粕が加わることで、栄養満点のドリンクになります。寒い日の栄養補給にぜひ。日本酒の製造過程でできる酒粕には、米や酵母由来の栄養分が豊富に残っています。甘酒や粕汁などはおなじみですが、日々の生活に役立つ新メニューを料理研究家の植松良枝さんに教えてもらいました。

“酒粕チャイ”のつくり方

湯気とともに酒粕の香りがふわっと漂います。真冬に飲みたいホットチャイです。

材料材料 (4人分)

酒粕大さじ2と1/2(30g)
紅茶葉6g(ブロークンタイプ)
300ml
牛乳300ml
きび砂糖大さじ5

1紅茶を煮出す

深さのある鍋に茶葉と水を入れて中火にかけ、煮立ってきたら弱火にし、蓋をして2分ほど煮る。

2混ぜる

牛乳を加え、温まってきたらきび砂糖と酒粕を加えて溶かし、煮立ってきたら火から遠ざけ、再び火にかけてひと煮立ちさせて火を止める(ふきこぼれに注意)。目の細かな茶こしでこしながら注ぎ分ける。

完成

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。

文:中村裕子 写真:野口健志

この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「冬のキッチン」
四季dancyu「冬のキッチン」
A4変型判(120頁)
2020年12月10日発売/1000円(税抜き)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。