冬の野菜で体を元気に!
あっさりとシンプルな美味しさの"ボルシチ"

あっさりとシンプルな美味しさの"ボルシチ"

ボルシチに使われるビーツは色のインパクトが強いですが、栄養豊富な体にうれしい野菜です。寒さが深まり、畑に霜がおり始めると、冬の野菜は甘味を増します。夏に比べると地味な印象の冬野菜ですが、穏やかで、じんわりとした美味しさが楽しめます。そんな野菜の息吹が感じられる、魅力にあふれる野菜料理を料理研究家の植松良枝さんに教えてもらいました。

“ボルシチ”のつくり方

ロシアのおふくろの味。本格的に塊肉を煮込むものもありますがあっさりとシンプルなボルシチを、たっぷりつくるのがおすすめ。冬の日を暖かく軽やかに過ごしましょう。

材料材料 (4~6人分)

牛肉300g(切り落とし)
ビーツ150g
玉ねぎ1/2個
にんじん1/2本
セロリ1本
キャベツ120g
にんにく1片分(薄切り)
★ スープ
・ 野菜スープ1000ml
・ トマトピューレ100ml(1/2カップ)
・ 白ワイン200ml
・ ローリエ1~2枚
オリーブオイル適量
小さじ1と1/2~2
サワークリーム適量
ディル適量

1野菜スープをつくる

鍋ににんじんや玉ねぎの皮、セロリの葉などを適量(分量外)入れ、水6カップと市販の野菜スープの素1包を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして15分ほど煮出すと、本格的な野菜スープの出来上がり。

2野菜の下ごしらえ

玉ねぎは幅5mmの薄切りに、にんじん、セロリは1cm角に切る。キャベツは幅1cmに切る。ビーツは皮をむいてせん切りに、牛肉は大きければ食べやすい大きさに切る。

3蒸し煮にする

熱した厚手の鍋にオリーブオイル大さじ2をひき、玉ねぎとにんにくを入れて中火で炒め、玉ねぎが透き通ってきたらにんじん、セロリも加えて炒め合わせ、蓋をしてごく弱火で5~6分蒸し煮にする。

4炒める

牛肉を広げながら入れて塩少々(分量外)をふり、色が変わるまで炒め合わせる。

5ビーツを加える

スープの材料を加えてひと煮立ちさせたら丁寧にアクを取り、弱火にして5分ほど煮る。ビーツとキャベツを加え、2~3分煮て塩で味をととのえる。

ビーツを加える
ビーツはさっと火を通す程度でいいので、スープを入れて煮た後、仕上げに加えます。

6仕上げ

器に盛ってオリーブオイル適量を回しかけ、サワークリームと粗く刻んだディルをのせる。

完成

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。

文:中村裕子 写真:野口健志

この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「冬のキッチン」
四季dancyu「冬のキッチン」
A4変型判(120頁)
2020年12月10日発売/1000円(税抜き)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。