魅惑の“せいろ”料理
キャベツの甘味に感動する"豚肉のキャベツばさみ蒸し"

キャベツの甘味に感動する"豚肉のキャベツばさみ蒸し"

キャベツの葉の間に豚肉を挟んで蒸すだけのお手軽料理ですが、野菜と肉の旨味を最大限に楽しめる一品です。せいろを使ったほかほか蒸し料理を料理研究家の大庭英子さんに教わります。

“豚肉のキャベツばさみ蒸し”のつくり方

下味をつけた肉をキャベツにはさむだけ。キャベツ1/2個分の迫力のある主菜があっという間に出来上がり。蒸気の力でキャベツが驚くほど甘くて大感動。

材料材料 (2~3人分)

豚肩ロース肉200g(薄切り)
★ 下味用
・ 酒大さじ1
・ 醤油大さじ2
・ 胡麻油大さじ1/2
・ 生姜大1片
・ 胡椒少々
・ 片栗粉大さじ2
キャベツ小1/2個(400g)

1下ごしらえ

キャベツは縦半分に切る。

2下味をつける

ボウルに下味用の材料を入れて豚肉を加え、手でよくもみ込み、10~20分おいて下味をつける。

3挟む

キャベツの葉と葉の間に豚肉を挟む。

挟む

4蒸す

せいろに入る器に③を並べ、せいろに入れて中火で20~25分、キャベツがやわらかくなるまで蒸す。取り出して食べやすく切り、器に盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は四季dancyu「秋の台所。」に掲載したものです。

四季dancyu「秋の台所。」
四季dancyu「秋の台所。」
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833478144
2019年09月13日発売/1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。