豆豉(トウチ)とは大豆や黒豆を発酵させた調味料で、深い旨味と特徴的な香りが魅力です。豚肉との相性が抜群なので、ぜひ試してみてください。せいろを使ったほかほか蒸し料理を料理研究家の大庭英子さんに教わります。
ぐうの音も出ない、完璧なおいしさ。スペアリブにしっかり下味をなじませるのがポイントです。あとは蒸すだけ。手間いらずだからおもてなしの一品に加えておくと便利です。
豚肉 | 400g(短めに切ったもの)(スペアリブ) |
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★ 下味用 | |
豆豉 | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1と1/2 |
にんにく | 1片分(薄切り) |
生姜 | 小1片分(せん切り) |
赤唐辛子 | 1本分(小口切り) |
胡麻油 | 大さじ2/3 |
長ねぎ | 20cm |
豆豉は粗いみじん切りにする。長ねぎは長さ3cmに切り、斜めに(2カ所ほど)浅く切り込みを入れる。
ボウルに豆豉などの下味用の材料を入れてスペアリブを加え、手でもみ込み、途中数回上下を返しながら、30分~1時間おいて下味をつける。
せいろに入る、底の抜けないケーキ型や金属製のボウルに②を漬け汁ごと入れる。せいろに入れて中火で20~30分蒸し、ねぎをのせてさらに7~8分蒸し、器に盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「秋の台所。」に掲載したものです。