東京・浅草にある洋食店「グリルグランド」のオムライスは、チキンライスを薄焼き卵で包む昔ながらのもので、どこかほっとする美味しさです。『日本一ふつうで美味しい植野食堂by dancyu 公式レシピブック』から、お薦めレシピを大公開!
浅草の洋食店「グリルグランド」では、ほぼすべてのメニューを食べています。どれも美味しくて迷いますが、ご飯ものならやっぱりオムライス。オーソドックスなスタイルですが、ものすごく手早く炒めるチキンライスと薄焼き卵との軽やかでまろやかな相性が抜群です。
しかし、フライパンを動かして卵できれいに包むのは至難の業。三代目シェフの坂本良太郎さんはひょいっと簡単そうにやるのですが、難しい。何度かやらせてもらい、たまたま一回だけうまく包むことができたのですが、まだまだ修業が必要です……。
卵 | 3個(Mサイズ) |
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バターライス | 155g(ご飯150g、バター5g) |
鶏もも肉 | 40g |
玉ねぎ | 20g |
マッシュルーム | 1個 |
バター | 15g |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
ケチャップ | 50g |
白ワイン | 少々 |
オリーブオイル | 小さじ1 |
溶かしたバターでご飯を炒め、バターライスをつくる。冷蔵庫で一晩ねかせるとよい。
フライパンを強火に熱し、オリーブオイルとバター5g、1cm角に切った鶏肉を入れて炒める。
スライスしたマッシュルームと、粗くみじん切りにした玉ねぎを加え、あおりながら素早く炒める。
白ワインでフランベし、香りづけをする。
バターライスを加え、塩胡椒で味つけし、全体に火が通るようによくあおる。
ケチャップを加えたら、素早く混ぜる。チキンライスが完成。
フライパンを強火に熱し、バター10gを入れる。溶けたら、溶き卵を加え、菜箸で素早く混ぜる。
卵が半熟になったら、⑥を均等にのせる。
フライパンを傾けながら卵でチキンライスを包む。
文:植野広生