魅惑の“せいろ”料理
じんわりとした旨味が魅力の"冬瓜と塩鮭の生姜蒸し"

じんわりとした旨味が魅力の"冬瓜と塩鮭の生姜蒸し"

冬瓜の優しい味わいと、特有の食感がクセになる一品です。せいろを使ったほかほか蒸し料理を料理研究家の大庭英子さんに教わります。

“冬瓜と塩鮭の生姜蒸し”のつくり方

冬瓜をもて余すことなく使えるアイデアメニュー。鮭の塩気を有効利用。生姜たっぷりがおすすめです。

材料材料 (2人分)

冬瓜300g
塩鮭2切れ(切り身)
新生姜大1片分(せん切り)
少々
胡椒少々
大さじ2

1下ごしらえ

冬瓜は種をスプーンで取り、皮はピーラーでむいて厚さ5mmに切る。

2塩鮭をカットする

塩鮭は半分に切り、骨を取り、厚さを3枚に切る。

3蒸す

せいろに入る器に冬瓜、塩鮭を重ねるように並べていき、生姜を散らし、塩、胡椒、酒をふり、せいろに入れて中火で15~18分蒸す。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は四季dancyu「秋の台所。」に掲載したものです。

四季dancyu「秋の台所。」
四季dancyu「秋の台所。」
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833478144
2019年09月13日発売/1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。