ポルトガルの家庭料理
爽やかで香り高い"たことひよこ豆のサラダ"

爽やかで香り高い"たことひよこ豆のサラダ"

噛み締めるとじわっとあふれる、たこの旨味と、ほくほく食感のひよこ豆が好相性。コリアンダーが爽やかに香る、ボリューミーなサラダです。絶賛発売中のdancyuムック・四季dancyu「秋のレシピ」より、ポルトガルの家庭料理をご紹介!

“たことひよこ豆のサラダ”のつくり方

素朴な組み合わせながら、レモンやトマトの爽やかさと赤玉ねぎ、コリアンダーの香味が合わさり、ちょっと洗練された味わいに変身する。

材料材料 (4人分)

ゆでだこ200g
赤玉ねぎ1/2個(または玉ねぎ)
セロリ1/2本
トマト1個
レモンの皮適量(果汁をとった後のもの)
ひよこ豆*1/2カップ(ゆでたもの)
コリアンダー適量(粗みじん切り)
適量
A
・ にんにく1片分(すりおろし)
・ 白ワインビネガー大さじ2
・ レモン汁大さじ2
・ オリーブオイル大さじ4

*乾燥のひよこ豆をゆでる場合は、豆の3倍量の水に半日つけ、ローリエ1枚と塩少々を加えて弱めの中火で30分ほど、やわらかくなるまで煮る。途中、アクがたくさん出るので取り除く。ゆでて使いきれない分は煮汁ごと保存袋に入れて冷凍庫へ。

1下準備

たこは小さめの一口大に切る。玉ねぎはみじん切りに、セロリは筋を取って、たこに合わせて小さめの一口大に切る。トマトも同様に一口大に切る。レモンの皮は小さなイチョウ形にスライスする。

2玉ねぎとドレッシングをあわせる

ボウルにAを入れてよく混ぜたところへ、玉ねぎを加えてなじませる。

3和える

2のボウルに1の残りの材料とひよこ豆とコリアンダーを加えてよくからめ、味をみて塩でととのえる。冷蔵庫で30分以上なじませてから器に盛る。好みで、食べる直前にさらにレモン(分量外)を搾っても。

完成

教える人

馬田草織

馬田草織

東京生まれ。出版社勤務の後、ライター、編集者として活動しつつ、ポルトガル料理研究家として自宅で料理教室「ポルトガル食堂」を主宰。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』『ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅』など。

四季dancyu「秋のレシピ」
四季dancyu「秋のレシピ」
A4変型判(120頁)
2021年9月13日発売/1100円(税込み)

文:鹿野真砂美 撮影:宗田育子

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。