
豚肉の旨味を利用するからだしいらず。さらに梅干しを加えることでなんともいえないふくよかな味わいになります。植松良枝さんが主宰する料理教室で登場する季節ごとに食べたい、つくりたい料理のレシピをご紹介します。ぜひ、つくってみて季節のおいしさを味わってみてください!
梅干しは料理の味わいを深めてくれるだけでなく、肉や魚のくさみを消してくれたり、その酸味が疲労回復にひと役買ったり。どんどん使ってください。
| なす | 6個 |
|---|---|
| 豚バラ肉 | 250g(薄切り) |
| さやいんげん | 適量 |
| 生姜 | 1片分(せん切り) |
| 赤唐辛子 | 1本 |
| 胡麻油 | 小さじ1強 |
| 水 | 600ml |
| ★ 調味料 | |
| ・ 醤油 | 大さじ4 |
| ・ みりん | 大さじ4 |
| ・ 酒 | 大さじ2 |
| 梅干し | 2~3個 |
なすはへたを切り落とし、先端部分も少し切り落とす。幅5mm間隔で縦に切り目を入れる。いんげんは両端を切り落とす。豚肉は食べやすい大きさに切る。赤唐辛子はへたを取って種を取る。

鍋に胡麻油をひき、豚肉を入れてさっと炒めたらなすと生姜、赤唐辛子、水を加える。
煮立ってきたらいんげんと調味料を加え、火を弱めて落とし蓋をし、20分ほど煮る。梅干しをちぎりながら入れ、種も入れて全体になじませて仕上げる。
3の汁気がなくなってきたら蓋をはずして水分をとばすように大きく炒め、水分がなくなったら出来上がり。


季節を料理だけでなく、生活にも取り入れながら暮らす料理研究家。大人気の料理教室「日々の飯事」を主宰。母になってからは、日々成長する子供にも季節を映すようになったとか。子育てしていても食に対する想いは増すばかり、と女友達のバックアップを受けながら、親子での台湾「食」の旅を敢行。初夏には、1人メンバーが増えた喜びを噛みしめながら親子3人でバスク地方に出かけ、たくさんの収穫を得て帰国。
構成:中村裕子 写真:野口健志
※この記事は四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。
