6月は鮮やかな緑が特徴のさや豆類の最盛期です。そら豆のホクっとした甘味はさまざまな料理に合いますし、枝豆はなんといってもビールのお供に最適!さらにいんげん豆のどこかほっとする味わいまで、今が旬の豆をおいしく食べるレシピをご紹介します。
東京・神楽坂にある四川料理店の名店「梅香」を営む山村光恵さんに教えてもらった、豆類をたっぷり使った絶品回鍋肉(ホイコーロー)です。3種類の豆それぞれの緑色と食感、風味を最大限に生かすために、軽くゆでてから2段階炒めに。腐乳のまろやかなコクが後をひく。ロゼのスパークリングワインなどにもぴったり!
人気料理家の小堀紀代美さんが、白ワインにぴったりのそら豆おつまみを教えてくれました。ほくほくのそら豆に香ばしくカリカリに焼いたパルミジャーノ。程よい塩気と後からピリッと立つ豆板醤の辛味が後を引きます。
「季節料理・酒処 さそう」店主佐宗 桂(さそう・かつら)さんがつくる清涼感あふれる一品。茗荷と長ねぎのシャキシャキとした食感が小気味よい、和風のナムルです。米酢を入れることで全体が締まり、さっぱりとした味わいが夏にぴったり!
特別な味わいがあるわけではないけれど、大人になるにつれて、沁みる味。そんなしみじみおいしい「いんげんの胡麻和え」を料理研究家の大庭英子先生に教わりました。「本来の味を知っていて欲しい」という気持ちから、胡麻を煎り、すり鉢でする昔ながらの本格的なレシピですが、本当においしいのでぜひチャレンジしてみてください。