焦げ風味の味噌と焼きほたての甘味は、酒が危険なほど進んでしまう黄金の組み合わせです。食卓でおなじみの貝の両雄、あさりとほたて。素材の旨味を逃さず、メニューの幅がぐんと広がる、とっておきの調理法を伝授します!貝だけど、目からウロコが落ちますよ。
何なのでしょう、世にも魅惑的な取り合わせは!焼きほたての甘~い味わい、ちょい焦げ味噌の香ばしさ、なまめかしい卵黄、そして鼻から抜ける山椒の香り……。つくる前に、お酒の準備も忘れずに。
オイルほたて | 4個 |
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赤味噌 | 小さじ2 |
酒 | 少々 |
山椒の葉 | 2枚(みじん切り) |
卵黄 | 1個分 |
オイルほたてはキッチンペーパーでサラダ油を拭き取り、厚みを半分にするように包丁で切り込みを入れて開く。ほたての片面に格子状に浅く切り目を入れる。
赤味噌と酒を混ぜ、ほたての切り目を入れた面にヘラで塗る。
魚焼きグリル、またはオーブントースターに入れ、味噌に少し焦げ目がつくまで焼く。
皿に盛って山椒の葉を散らし、卵黄を添える。卵黄を崩し、ほたてにつけて食べる。
シンプルなレシピの中に誰でもおいしく失敗なくつくれるコツが満載!貝のレシピにも驚きのアイデアが。『ねぎのレシピ』『みその料理帳』ほか著書多数。
文:佐々木香織 写真:飯貝拓司
※この記事はdancyu2015年5月号に掲載したものです。