土鍋でじっくり蒸されることによって、かぼちゃの甘味が増しますよ。食卓に土鍋のまま出せば、歓声が上がること間違いなし!土鍋を鍋物だけに使っていませんか?土鍋は、コトコト煮込んだり、具だくさんスープをつくったり、ふっくら炊き込みご飯を炊いたり、蒸気を使って蒸し煮も楽しめます。土鍋の可能性がどんどん広がるレシピ、ご紹介します。
くりぬいたかぼちゃの中はジューシーな挽き肉がみっちり。蒸気の力でほくほくの食感に。皮ごと食べられるのもうれしいところ。
かぼちゃ | 1個(1~1.4kg) |
---|---|
片栗粉 | 少々 |
★ 挽き肉だね | |
・ 鶏挽き肉 | 350g |
・ 木綿豆腐 | 150g |
・ 長ねぎ | 大さじ4(みじん切り) |
・ 生姜 | 小さじ1(すりおろし) |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ 醤油 | 小さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
・ 胡椒 | 少々 |
・ 片栗粉 | 大さじ1 |
水 | 1~2カップ |
かぼちゃは皮のまま洗い、蓋になる上部を切り、切り口からスプーンで種とワタを取る。
豆腐はボウルに入れて手で細かくつぶす。残りの材料を加えて手でよく混ぜ合わせる。
かぼちゃの内側に片栗粉を薄くまぶしつけ、挽き肉だねを詰めてかぼちゃの蓋をのせる。
深さのある土鍋に3を入れて水を注ぎ、蓋をして強めの中火にかけて煮立ってきたら弱火にして、40~50分蒸し煮にする。
「特別な材料や調味料を使わずにつくれる料理」を数多く提案している。長年の経験と知恵から、余分な手間をそぎ落としてつくるシンプルな料理は、「おいしい」と絶大なる定評がある。キッチンにはどこででも買うことのできるポピュラーな調味料が並ぶ。分量や入れるタイミングなど、ちょっとしたコツで、誰もが幸せになれる料理がつくれる、ということを自ら実証中。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。