冬に嬉しい土鍋使いのススメ
魚介の旨味が溢れる"ブイヤベース"

魚介の旨味が溢れる"ブイヤベース"

今日は何つくろうかなぁ……。寒いし、鍋にしよう!と土鍋が活躍する季節です。でもその土鍋、鍋物だけに使っているのはもったいない!土鍋でことこと、具だくさんスープ、煮込み料理、ふっくら炊き込みご飯、蒸気を使って蒸し煮も楽しめます。そして、何よりうれしいのは、食卓にそのままどーんと置くことができ、蓋をあけたときの湯気や香りに家族の笑顔が弾けます。頼もしい、土鍋使いの新提案。土鍋の可能性がどんどん広がるレシピ、ご紹介します。

ブイヤベースのつくり方

南フランスの漁師料理が、今や、大人気の魚介料理として広く食べられるようになりました。魚や貝、海老などから旨味がしみ出たスープは、バゲットで余さず食べるのがおすすめです。

材料材料 (2~3人分)

海老4~6尾
2切れ
ムール貝6個
トマト小1個
★ 香味野菜
・ 玉ねぎ1/2個分(みじん切り)
・ セロリ1/2本分(みじん切り)
・ にんにく1片分(みじん切り)
オリーブオイル大さじ4
白ワイン1/3カップ
3カップ
サフラン小さじ1/2~1
タイム少々
小さじ1/3~1/2
胡椒少々

1下ごしらえ

海老は背ワタを取り、水で洗い、水気をきる。鯛は1切れを3等分に切る。ムール貝は殻をよく洗い、殻から出ているひもを抜き取る。トマトはへたを切り取り、横半分に切って種を取り、1cm角に切る。

2フライパンで炒める

フライパンにオリーブオイルを熱して香味野菜を入れ、しんなりするまでよく炒め、ムール貝、海老、鯛を加えて中火で炒め、海老の色が変わったら、白ワインをふる。

「空焚き可能」の土鍋に限って、炒めてから炊く、の作業をすべて土鍋で行なっても大丈夫です。

3煮込む

土鍋に移して水、トマトを加えて中火にかけて煮立ってきたら、火を弱めてアクを取り、サフラン、塩、胡椒、タイムをのせ、蓋をして弱火で10分ほど煮る。

香味野菜の玉ねぎ、セロリ、にんにくを炒めて香りを出してから、魚介を入れて炒め合わせます。

4完成

土鍋のまま食卓に出すのがお薦め。それぞれ皿に取り分けて楽しんでください!

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

「特別な材料や調味料を使わずにつくれる料理」を数多く提案している。長年の経験と知恵から、余分な手間をそぎ落としてつくるシンプルな料理は、「おいしい」と絶大なる定評がある。キッチンにはどこででも買うことのできるポピュラーな調味料が並ぶ。分量や入れるタイミングなど、ちょっとしたコツで、誰もが幸せになれる料理がつくれる、ということを自ら実証中。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。

技あり!dancyuスープ
四季dancyu「冬の台所。」
四季dancyu 冬の台所。
A4変型 判( 120 頁)
2019年12月12日発売 / 1,100円(税込)
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中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。