火を通すととろっと甘くなる茄子は、スカっとする香味や薬味ととても相性が良い食材です。今回ご紹介するレシピは簡単な調味料でつくれるので、蒸し茄子さえ仕込んで冷蔵庫で冷やしておけば、薬味と和えるだけでいつでも絶品つまみが食べられます!
丸ごと蒸し上げて、甘くとろんとした茄子にからんだ茗荷と生姜醤油の清々しさ、胡麻油の香ばしさがたまらない。蒸し茄子は冷蔵庫でよく冷やしておき、食べる直前に生姜醤油や胡麻油と和えるのがコツ。この蒸し茄子さえつくっておけば、いつでもササッとつまみが完成する寸法だ。和えてから時間がたつと、味がしみ込みすぎて塩辛くなるので注意しよう。茗荷のほか、香菜や白髪ねぎを入れても。
茄子 | 中4本 |
---|---|
A | |
・ 生姜 | 大さじ1(みじん切り) |
・ にんにく | 小さじ1(みじん切り) |
・ 茗荷 | 2個(斜め薄切り) |
・ 醤油 | 大さじ1 |
・ 胡麻油 | 小さじ1 |
・ たまり醤油 | 少々(あれば) |
茄子はヘタを取り、蒸し器または鍋に丸ごと入れ、強火で約20分、柔らかくなるまで蒸す。
ザルに上げて水気をきり、縦に細切りにする。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、よく冷やしておく。
食べる直前にボウルに茄子を入れ、Aの材料を順に加え、よく混ぜ合わせる。
食べる直前にボウルに茄子を入れ、Aの材料を順に加え、よく混ぜ合わせる。
中国・上海生まれの蔡さんは妻の王梅玉さんとおいしく気取らない上海家庭料理店「蔡菜食堂」を営んでいる。
文:瀬川慧 写真:竹内章雄
※この記事の内容はdancyu2016年10月号に掲載したものです。