「シバカリーワラ」の家でタンドール料理をつくろう
ハーブが香りピリッと辛いタンドリーラム

ハーブが香りピリッと辛いタンドリーラム

香草やミントが香る“緑のマサラ”で、ラムチョップをジューシーに焼き上げましょう!三軒茶屋にあるインド料理の名店「シバカリーワラ」の店主山登伸介さんに、お家で気軽につくれるタンドリー料理を習いました。今晩のおかずにも、ビールのつまみにも、バーベキューの主役にもぴったりな家タンドーリ!ぜひつくってみてください。

“緑のマサラ”でつくるタンドリーラム

インドで、ハリヤリマサラと呼ばれている緑のマサラを使えば、くせのあるラム肉も食べやすい一品に。ハーブの爽快な香りを引き立たせるため、スパイスの種類はぐ っと少なめに。青唐辛子のぴりりとした辛さが食欲を誘う。

材料材料 (つりやすい分量)

ラムチョップ5本(約250g)
レモン汁大さじ1
A
・ 香菜2株
・ ミント1パック(約15g)
・ ほうれん草2枚
・ 青唐辛子好みで1~2本
大さじ2
B
・ おろしにんにく小さじ1
・ おろし生姜小さじ1/2
・ 塩小さじ1/3
・ プレーンヨーグルト70g(水気をきった状態)
・ サラダ油大さじ3
・ クミンパウダー小さじ2
・ カスリメティパウダー小さじ2(あれば)
溶かしバター大さじ2

1ヨーグルトの水を切る

ボウル、ザル、さらしの順に重ねてヨーグルト(大1パック、450g)を包み、冷蔵室で4~5時間水きりし、200g以下にする。

ヨーグルトの水を切る

2下ごしらえ

ラムにレモン汁をもみ込み、冷蔵庫に30分ほど置く。

3クミンを炒める

緑のマサラでは、自家製のクミンパウダーを使うのが山登流。香りが抜群に良くなるので、ぜひ挑戦してほしい。フライパンを強火で熱し、クミンシードを入れる。フライパンを時々振りながら2~3分から煎りし、パチパチと音がしたら火からおろす。ミルサーにかけてパウダー状にすれば完成。

クミンを炒める

4ハーブをペーストにする

Aを刻み、ミルサーにかけてペースト状にする。

ハーブをペーストにする
ハーブをペーストにする
ハーブをペーストにする

5緑のマサラをつくる

4をボウルに入れてBを加え、ムラがなくなるまで泡立て器でしっかり混ぜる。

6ラムをもみ込む

5のボウルに2のラムを入れ、手で軽くもみ込む。ボウルにラップをかけ、冷蔵庫で4時間から一晩ねかせる。

ラムをもみ込む

7魚焼きグリルで焼く

魚焼きグリルの網に6を取り出して並べ、残った緑のマサラを上面に満遍なく塗る。中火から強火で8分焼き、上下を返して4分半焼く(片面焼きグリルの場合。両面焼きグリルなら、上下強火で11~12分焼く)。焼き上がる直前に表面に溶かしバターを塗る。

魚焼きグリルで焼く

教える人

山登伸介 「シバカリーワラ」店主

山登伸介 「シバカリーワラ」店主

アパレル業界から飲食の世界へ転身。エスニック料理やカレーの移動販売、銀座のインド料理専門店「グルガオン」を経て、2013年に「シバカリ ーワラ」をオープン。現在では、お客が引きも切らず訪れる超人気店に。

店舗
店内はカウンター4席、テーブル7席なので予約がベター。カード不可。チキンティッカ690円。バターチキンやポークチリキーマなど、好みのカレーが選べるプレートは1,350円から。

店舗情報店舗情報

シバカリーワラ
  • 【住所】東京都世田谷区太子堂4-28-6 サダン太田2階
  • 【電話番号】080-9432-8200
  • 【営業時間】11:30 ‐ 14:30(L.O.) 18:00 ‐ 21:00(L.O.)
  • 【定休日】月曜
  • 【アクセス】東急田園都市線ほか「三軒茶屋駅」より3分

文:佐々木香織 写真:衛藤キヨコ

※この記事の内容はdancyu2016年7月号に掲載したものです。

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。