基本の“赤のマサラ”に加えるのはパイナップル!爽やかな酸味でいくらでも食べられる、ジューシーなタンドリーポークが仕上がります。三軒茶屋にあるインド料理の名店「シバカリーワラ」の店主山登伸介さんに、お家で気軽につくれるタンドリー料理を習いました。今晩のおかずにも、ビールのつまみにも、バーベキューの主役にもぴったりな家タンドーリ!ぜひつくってみてください。
両手でしっかり持ち、前歯でガシッとかぶりつく。すると、思ったよりも簡単に骨からするりと身が外れるのは、マサラに混ぜたパイナップルの酵素のおかげ。肉質が柔らかくなり、旨味も引き出される、一石二鳥の隠し技。
スペアリブ | 4本(約500g) |
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レモン汁 | 大さじ1 |
赤のマサラ | 全量 |
パイナップル | 30~40g |
塩 | ひとつまみ |
溶かしバター | 大さじ2 |
スペアリブにレモン汁をもみ込み、冷蔵庫に30分ほど置く。
パイナップルはミルサーにかけペースト状に。ボウルに赤のマサラとパイナップルペースト、塩を入れ、ムラがなくなるまで混ぜる。スペアリブを加え、手で軽くもみ込む。ボウルにラップをかけ、冷蔵庫で4時間から一晩ねかせる。
魚焼きグリルの網に2を取り出して並べ、残った赤のマサラを上面に満遍なく塗る。中火から強火で9分焼き、上下を返して4分焼く(片面焼きグリルの場合。両面焼きグリルなら、上下強火で12~13分焼く)。焼き上がる直前に表面に溶かしバターを塗る。
アパレル業界から飲食の世界へ転身。エスニック料理やカレーの移動販売、銀座のインド料理専門店「グルガオン」を経て、2013年に「シバカリ ーワラ」をオープン。現在では、お客が引きも切らず訪れる超人気店に。
文:佐々木香織 写真:衛藤キヨコ
※この記事の内容はdancyu2017年7月号に掲載したものです。