スパイスを入れるのが通常のイタリアンソーセージ「サルシッチャ」ですが、梅を入れることで、日本酒にぴったりのつまみに!
豚挽き肉を練って、ソーセージ状に成形し、蒸し焼きにした料理。イタリアではハーブを入れるが、梅を使うのが有馬流の日本酒つまみだ。
豚挽き肉 | 200g |
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にんにく | 小さじ1/4(すりおろす) |
A | |
・ 梅干し | 1/4個(細かく刻む) |
・ 梅じそ | ひとつまみ(細かく刻む) |
・ 粉チーズ | 小さじ1 |
・ 塩 | ひとつまみ |
オリーブオイル | 小さじ1 |
にんじんマリネ※ | 適宜 |
※にんじんをスライサーでせん切りにし、塩、ワイン ビネガー、パセリ各適宜で和える。
ボウルにAを入れて混ぜる。こねすぎは禁物。ソーセージのような食感にするために、指でギュッと握るようにしっかりと混ぜて密着させる。
まとめたら、長さ20cmに細長く成形する。
フライパンにオリーブオイルを熱し、2を焼く。表面を転がして焼き目がついたら、アルミホイルで密閉して、ごく弱火で15~20分焼く。
食べやすい大きさに切り、好みでにんじんマリネを添えて。
梅干しの旨味を生かす濃厚で爽やかな活性にごりを。
張りのある旨味と酸が心地よい発泡タイプのにごり酒にぴったり。隠し味の梅と酒の酸が溶け合い、シュワシュワ弾ける泡が、成形した肉をほぐして広げるような感覚も楽しい。旨くて爽快な、鉄壁のマリアージュだ。
文:山同敦子 写真:日置武晴
※この記事の内容はdancyu2013年3月号に掲載したものです。
イタリア各地の店などで腕を磨き、2002年、東京・門前仲町に「パッソ・ア・パッソ」を開店。