「パッソ・ア・パッソ」の家飲みを彩る肉つまみ
日本酒に合う和風ソーセージ"梅風味のサルシッチャ"

日本酒に合う和風ソーセージ"梅風味のサルシッチャ"

スパイスを入れるのが通常のイタリアンソーセージ「サルシッチャ」ですが、梅を入れることで、日本酒にぴったりのつまみに!

梅の旨味が光る一品

豚挽き肉を練って、ソーセージ状に成形し、蒸し焼きにした料理。イタリアではハーブを入れるが、梅を使うのが有馬流の日本酒つまみだ。

梅風味のサルシッチャのつくり方

材料材料 (2人分)

豚挽き肉200g
にんにく小さじ1/4(すりおろす)
A
・ 梅干し1/4個(細かく刻む)
・ 梅じそひとつまみ(細かく刻む)
・ 粉チーズ小さじ1
・ 塩ひとつまみ
オリーブオイル小さじ1
にんじんマリネ※適宜

※にんじんをスライサーでせん切りにし、塩、ワイン ビネガー、パセリ各適宜で和える。

1ひき肉を混ぜる

ボウルにAを入れて混ぜる。こねすぎは禁物。ソーセージのような食感にするために、指でギュッと握るようにしっかりと混ぜて密着させる。

ひき肉を混ぜる

2成形する

まとめたら、長さ20cmに細長く成形する。

3火を通す

フライパンにオリーブオイルを熱し、2を焼く。表面を転がして焼き目がついたら、アルミホイルで密閉して、ごく弱火で15~20分焼く。

4仕上げ

食べやすい大きさに切り、好みでにんじんマリネを添えて。

仕上げ

この料理にはこんな酒

王祿 「溪」 純米吟醸 にごり
王祿 「溪」 純米吟醸 にごり

梅干しの旨味を生かす濃厚で爽やかな活性にごりを。
張りのある旨味と酸が心地よい発泡タイプのにごり酒にぴったり。隠し味の梅と酒の酸が溶け合い、シュワシュワ弾ける泡が、成形した肉をほぐして広げるような感覚も楽しい。旨くて爽快な、鉄壁のマリアージュだ。

文:山同敦子 写真:日置武晴

※この記事の内容はdancyu2013年3月号に掲載したものです。

店舗情報店舗情報

パッソ・ア・パッソ
  • 【住所】東京都江東区深川2-6-1アワーズビル1階
  • 【電話番号】03-5245-8645
  • 【営業時間】18:00~21:30(L.0.)
  • 【定休日】水曜 他に不定休あり
  • 【アクセス】東京メトロ「門前仲町駅」より5分

教える人

有馬邦明

有馬 邦明 シェフ

イタリア各地の店などで腕を磨き、2002年、東京・門前仲町に「パッソ・ア・パッソ」を開店。