スープに加えた中濃ソースや、ミートボールの味噌が味に深みとコクを加え、見た目よりも ボリュームがたっぷり、風味も豊かだ。
★ ミートボール | |
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・ 鶏挽き肉 | 200g |
・ 玉ねぎ | 1/4個(みじん切り) |
・ 味噌 | 大さじ1 |
長ねぎ | 1本(白い部分 ※1) |
鶏ガラスープ | 250ml (※2) |
中濃ソース | 小さじ1 |
柚子の皮 | 少々 |
※1 長ねぎは長さ5cmに切り、焼き目がつくくらい焼いて、香ばしさを引き出しておく。
※2 今回は鶏ガラ、日本酒、水で炊き込んだスープを使ったが、市販の鶏ガラスープの素を湯で溶いて使うといい。
ボウルにミートボールの材料をすべて入れて混ぜる。粘りが出てなめらかになるまで、しっかり練ること。
鍋に鶏ガラスープ、中濃ソース、ねぎを入れてひと煮立ちさせてスープをつくる。
沸騰したスープにスプーンで丸めた1を落とす。ミートボールが浮き上がってきたら弱火で5分ほど煮る。削った柚子の皮を散らして完成。
ほっこりした内陸部の酒で旨味が程よいモダンなタイプ。
内陸部の酒はほっこりした印象で、肉に合うタイプが多い。たとえば、ふんわりやさしい旨味があって味の輪郭が明快な「飛露喜」なら、ミートボールの旨味と調和しながら、風味をくっきりと立たせる。
イタリア各地の店などで腕を磨き、2002年、東京・門前仲町に「パッソ・ア・パッソ」を開店。
文:山同敦子 写真:日置武晴
※この記事の内容はdancyu2013年3月号に掲載したものです。