台湾の智慧に学ぶ「しじみおつまみ」第二弾は“しじみの醤油漬け”を大人味へと進化させた“スパイシー醤油のしじみ漬け”。スパイシーな香りが、どんな酒にもぴったり寄り添います。
“醤油のしじみ漬け”の別バージョンとして、後藤ウィニーさんが教えてくれたのは“スパイシー醤油のしじみ漬け”。
八角、シナモン、花椒(ホアジャオ)が香る醤油に、冷凍しじみを漬け込み、食べる直前にさっと火を通す。貝の旨味が凝縮した、ぴりっと辛味がきいたおいしさはまた格別だ。
しじみ | 500g |
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醤油 | 100ml |
砂糖 | 60g |
A | |
・ 八角 | 2個 |
・ シナモンスティック | 4cm |
・ 花椒 | 大さじ1 |
紹興酒 | 60ml |
生姜(薄切り) | 20g |
ラー油 | 適量 |
しじみをボウルに入れて、殻と殻を静かにこすり合わせるようにして、流水で洗う。 バットに洗ったしじみを平らになるように並べる。水1L(分量外)に対して、塩小さじ1(分量外)を加えて、1時間ほど砂抜きをする。 その後、さっと流水で洗って準備完了。 しじみをザルにあけて水気を拭き、ビニール袋に入れて24時間以上冷凍する。
鍋に醤油、砂糖、お茶用パックにまとめたAを一緒に入れて弱火にかけ、3分ほど煮て、冷ましておく。
蓋つきの容器に、冷凍しじみ、2の香味醤油、紹興酒、生姜を入れ、しじみの口が開くまで、常温で3~4時間おき、口が開いたら冷蔵庫にひと晩入れて味をしみ込ませる。
そのまま食べることもできるが、鍋に3を入れて火にかけ、さっと沸騰したら火を止め、温かいうちに食べるのもおいしい。好みのラー油をかける。
次回は“しじみのバジル炒め”です!
1958年、台湾生まれ。日本人と結婚を機に、来日。日本の食材で台湾料理にチャレンジするうち、Winnie流の料理が評判となり、料理教室などで教えるようになる。著者に『Winnieの台湾キッチン』『Winnieの台湾キッチン。いつものおもてなし』(共に文化出版局)がある。
文:瀬川 慧 写真:公文美和